老後はどこに住む?住みやすい施設の選び方【サービス付き高齢者住宅とは?】

老後 住み替え

老後移住という言葉が良く聞かれるようになりましたが、「夢の田舎暮らし」や、「初めての都会暮らし」と同時に「サービス付高齢者住宅を中心とした街」に移住するという選択もあるようです。
 

それはまるで別荘のような老後暮らし。
 

そこで、巷で聞かれる「サービス付き高齢者住宅」について調べてみました。
 




老後の「田舎暮らし、都会暮らし」

今までの生活とは異なる「夢の田舎暮らし」や、「初めての都会暮らし」というのは、セカンドライフ・老後移住先は 田舎?都会?海外? 利点と欠点を比べてみよう! にも書いたように、現実問題としては、厳しい事もあるようです。
 

田舎暮らしの場合には、既に作られている地域の密なコミュニティの中へ入れてもらう事はなかなか難しい、というような声も多々ありますし、
 

都会暮らしの場合には、隣に誰が住んでいるのかさえ分からない事もあり得ます。
 

また、人付き合いに関しての意見も分かれる所で、年を重ねてからは、気の合う人と疲れないお付き合いをする事が大事!という意見もあれば、
 

沢山の人との触れ合いが認知症の予防にもなり、長寿の秘訣!という意見もあります。
 

人の生き方の問題なので、何が正解と言うことは無いだけに、どんな生活が自分に向くか?考えどころですよね。
 

あなたの老後は、どんな選択が理想ですか?
 

私自身も、心地よい老後を過ごすための未来を思い描いていたところ、先に触れた、最近増えてきている「サービス付き高齢者向け住宅」が、とても素敵になってきていることを知りましたので、簡単にまとめてみました。
 

サービス付き高齢者向け住宅とは?

住み慣れた自宅で死ぬまで生活出来れば・・と思いつつも、現在、特別養護老人ホームが54万人が待機状態である時代。
 

また、人生100歳まで生きる人が女性では16人に1人になると言われる時代がやってきます。
 

※厚生労働省の資料より 
100歳まで生きるが当たり前の時代に
 

私たちも、いずれサービス付き高齢者向け住宅を検討したり、お世話になる日がくるかもしれません。
 

このサービス付き高齢者住宅とは、国交省が始めた高齢者向けの賃貸住宅で、高齢労働省が補助金を出しています。
 

バリアフリーの居住空間になっていて、25㎡以上が基準。特養の10㎡やグループホームの7㎡と比べ、倍以上の居室面積があるようです。
 

安否確認と生活相談サービスは必須になっていますし、必須サービスの他にも、食事や清掃、洗濯、訪問診療や介護などのサービスも。
 

サービス付き高齢者住宅には、集合住宅になっているもあれば、同じ地域の中で点在するものもあります。また、サービス付き高齢者住宅を中心に新たな街が出来るタイプもあります。
 

いずれにして5年前に始まった このシステムは現在 約20万戸。それを政府は5~6年後には60万戸まで増やす方針を打ち出しているようで、どんどんと周りに増えてきているんですね。
 

住みやすい人気のサービス付き高齢者住宅 

そのサービス付き高齢者住宅においては、まるで別荘のような、とても素敵な住宅が増えてきているようですよ。
 

例えば、TVなどで紹介されたこともある、栃木県の自然豊かな里山にある「ゆいま~る那須」
 

緑あふれる場所で老後が過ごせたなら、そして安否確認などの見守りサービスがついていたなら、穏やかな日々が過ごせそうですね。
 

また、約1万1000坪の敷地にサービス付き高齢者住宅の他、学生向けの住戸や自動入所施設など等の建物があり多年代の人が暮らす「シェア金沢」。
 

敷地内には温泉があったり、動物が飼われていたり、カフェが井戸端会議をするサロンになっていたりと、とても心和む空間のようです。
 

それぞれ、老人ホーム・介護施設の検索なら【LIFULL介護】 から検索できます。
 

また、都会では世田谷区や町田市に、サービス付き高齢者住宅を含む、多世代共生型で地域の交流施設を併設した住宅整備授業が計画されているそうです。
 

時代は「老後に備えて元気なうちから移住して、コミュニティを作る」そんな流れになっているようですね。
 

まとめ その他施設や資料請求

今住んでいる場所で老後を過ごすことが、様々な理由で難しくなる場合もあるかもしれません。
 

そんな時には、確かに不安も出てきますが、これからの高齢化社会においては、住宅も、人付き合いも、介護も、病院も、色々なサービスが増え、少しずつ暮らしやすくなる時代がやってくるような気がします。
 

まずは、老後移住するにも元手はかかりますし、未来において、少しでも自分の理想の生き方を選べるように、若いうちから老後資金を貯めておきたいですね。