熱中症予防の水分補給の仕方!タイミングや補給量などのコツ! 

熱中症予防 水分補給

地球温暖化が進み、家の中にいても熱中症をおこしかねない時代です。暑い夏を乗り切るため、熱中症予防の水分補給はとても大切。水分補給の間隔・量・コツについてのお話をしています。
 




熱中症の危険度チェック!

~こんなことは気をつけて~

  • 普段体を動かさない人が急に張り切って運動すると危険度大。

  • 汗をかいているのに水分を取らないと危険度大。

  • 冷え性だから、と締め切った部屋でエアコンをつけないと危険度大。

 

熱中症になりやすい人

  • 太っている人。

  • 睡眠不足の人。

  • 体調不良の人。

  • 高齢者(体内の水分量が少なく、水分補給をあまりしない)

  • 乳幼児(上に同じ)

 

外出時などには15分ごとに150~200mlの水分を補給することが大事です。
 

大量に汗を書いた時の水分補給には塩分も同時に摂取する

大量に汗をかいた時には、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が下がってしまいます。私たちの汗にはナトリウムが含まれています。大量に汗をかき、このナトリウムが失われているところに、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まってしまいます。

血液のナトリウム濃度が薄まると、その濃度を下げないようにする働きから水分を摂りたくなくなってきます。そこに水分を尿として排泄しているうち、通常の体液の量を回復できなくなり、体温が上昇し、熱中症となってしまいます。

結局、暑い季節には汗をかいた分、水分だけでなく塩分も補給しないと、水分を摂りたくない状態になり、気付けば体液が減り熱中症になるということです。
 

水分補給の仕方とタイミング

汗をかく時期には水分を、多めに補給しましょう。
 

水分の補給間隔

日中:1時間おきにコップ1杯。
その他:起床時や就寝前

運動中:15分~30分おき。
長時間の運動:10分~15分

大量に汗を書いた時には塩分補給も忘れずに!
普段はお水で十分です。

 

※市販のスポーツドリンクには糖分がかなり含まれています。その為、急激に血糖値の上昇したり、食欲がなくなったりすることで夏バテの原因になってしまう事もありますので、飲みすぎには注意しましょう。
 

水分量

大人:1日2リットル
子供:1日1リットル

 

※水分の摂りすぎにも注意しましょう。冷たいものや一度に大量に飲むのは止めましょう。消化機能が低下することで、食欲不振、体調不良を起こしてしまいます。一度に飲む量はコップ1~2杯程度に抑えましょう。
 

熱中症にならないために

  • 帽子

  • 日傘

  • 風を通すルーズな洋服(色は白)

 

などが効果的。
 

万一熱中症になってしまった場合

  • 木陰などの涼しいところで休む

  • わきの下、足の付け根、首筋を冷やす

  • 水分補給する

 

睡眠時の熱中症もある

夜の室温はどうなるのか?TV情報番組「トクだね」では睡眠時の熱中症について放送されました。

日中に壁や床など建物の建材は夏の太陽で温められています。その熱は外の気温が下がり始めてから5~6時間後、室内に放射され始めるので、就寝するくらいの時間に室温が高まってくるといいます。

番組の実験では、エアコンを切った直後から、熱を貯めこんだ屋根に近い部分から温度が上がり始めるとともに、部屋全体が熱くなり、その後、その部屋で寝ている人の体温も上がり始めることが分かりました。
 

睡眠時熱中症にかかりやすいが人がいる

危険な夜の熱中症ですが、去年の熱中症による救急搬送者数の半分が65歳以上。けれど、若い人は大丈夫という訳ではなく、この記事の最初に書いたように、暑くても我慢してしまうような「我慢強い人・真面目な方」なども要注意だそうです。

実は我が家の大黒柱さん、部屋の間取りの関係上、一番暑い部屋で寝ています。なのに、「エアコンも付けなくていい」「扇風機もいらない」と「大丈夫・大丈夫」の一点張り。確かに色々な事に「我慢強い」人ですし・・要注意のタイプのようです。ここを読んでくださっているあなた様やご家族さまは大丈夫ですか?
 

「睡眠時の熱中症」が命を奪う

人は、年を重ねるほど暑さを感じにくくなると言われています。その上、地球温暖化により、100年に3度 気温が上がって居ます。昔は大丈夫だったからと、本人の感覚に任せるのではなく、これからは強制的に、室温管理をする必要がありそうです。でないと、室温が上がった後、体温が上がり、体が熱くなってしまうと、血液が熱くなり心臓に負担がかかるので、命にかかわる と番組でも警鐘を鳴らして居ました。

そこで、睡眠時熱中症を防ぐ為には、クーラーや扇風機の使い方一つでも大きな効果が得られると、下記紹介されましたよ。
 

夏の夜の熱中症予防 エアコンの温度設定

エアコンは、喉をやられると感じる人が居たり、高齢者ではエアコンが嫌いと言う人が多かったりします。とはいえ、昔の暑さと異なる時代。エアコンをは積極的に使う場合のその設定温度と使い方とは?

  • エアコンの温度設定は28度を目安にする。

  • 冷房の風は、直接体に当てない。

  • エアコンの設定温度は部屋の温度とは異なるので、温度と湿度を図れる温湿度計を部屋において、それをチェックする。

 
繰り返しになりますが、

体が熱くなってしまうと、血液が熱くなり、心臓に負担がかかる為、命にかかわります。もしもエアコンを使いたくないんだよね・・と言う人が居たら、 

「エアコンで室温調整しないと心臓が止まっちゃうよ」

と言ってあげましょう、と番組内では伝えていました。その位の言葉を投げかけないと、暑さが自覚しにくい為に睡眠時の熱中症の危険は感じづらいものなのでしょうね。また、エアコンの点けっぱなしがどうにも苦手な方は、タイマー設定を利用しましょうとのことです。早速我が家の主人にも伝えてみます。
 

昼間の熱中症対策

番組では、夏の夜の熱中症対策の他に、昼間の熱中症対策グッズも紹介されました。下記は、氷を入れて使用し、気化熱を利用。頸動脈から体全体を涼しくすることが出来る優れもの。フツーに街中で使うように番組内で紹介されていましたが、ネットで見るとヘルメットのインナーのようですが・・(^^;
 

それから同じく氷を入れて気化熱を利用して、体を冷やすベストも紹介されていました。

↑5~6時間は氷がもつそうですよ。それと携帯型の熱中症計。

今はこんなものがあるんですね。ベビーカーなどにつけて利用する人も多いそうです。確かに、赤ちゃんやお年寄りなど、自分で暑さを感じにくかったり、対処しづらい方にとっては特に、目で見ることが出来る計測計は命を守る大切な指標となりそうですね。日本気象協会監修という所にも、より信頼性を感じますね。