公的医療保険で受給できる金額、どの位あるかご存知ですか?
いざと言うときには、誰かが教えてくれるかもしれません。
でも、その時が来る前に知っておいた方がお得です。
公的医療保険で補助される金額を知っていれば、
今、加入中の保険に適切に入れるからです。
裏返して言えば、公的医療保険で賄える金額を知らないと、
不要な保障を付けてしまうがために、
高い保険料を支払い続けることになるからです。
アメリカでは、病気になると
人生が変わるほど医療費がかかると言われます。
実際、私の知り合いもアメリカで食中毒を起こし、
現地での入院費やら帰国の手続きやらで
「ウン千万円」かかったという嘘のような本当の話があります。
でも、ここは日本。
公的医療保険のお蔭で大きな病気をしても、
高額な医療費の支払いに困らぬようになっています。
その手厚い保障のお蔭で、実は
日本では民間保険は、そんなに必要ないと言われています
公的保険「高額療養費制度」とは?
日本人は保険が好きな故、その公的保険に加えて、
高額な民間の保険に加入している人がとても多いようです。
ですが、繰り返しになりますが、民間保険に加入する場合、
この公的医療保険を知って初めて、必要な保障額が見えてきます。
高額療養費とは?
高額療養費制度とは、下記の制度です。
同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が
高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、
あとで払い戻される制度です。
70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、
「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。通常高額療養費は退院後に支払われますが、
この限度額適用認定証を申請しておけば
退院時の支払いを自己負担分のみにする事が出来ます
全国健康保険協会より引用
高額医療費がかかった際の実際の保険の支払いは?
実際の支払い額は所得や年齢によって異なりますが、
一般的には、同月内に医療費が100万円かかった場合
=窓口負担分が30万円の場合、
医療費の自己負担限度額は9万円程となります。
(※制度改正などに寄り、今後引き上げられる可能性もあります)
また、高額療養費とは別に、障害者手当などもあります。
例えば一生医療費がかかり続ける高額な人工透析等を
受ける事になっても、手当のお蔭で医療費はかなり低くなるので、
個人負担額は思いのほか少なく済むのです。
「日本は保障が充実しているので、大きな保障は必要ない」
と言う専門家の方が多い理由はその為なのです。
例外:先進医療特約について
但し、がんなどの先進医療保険などの場合は、また別です。
民間保険には先進医療特約を月額100円程度で
付けることが出来るものが多いです。
そんな特約で保障を付けておくと、より高度な医療を受けることができ、
命が救われることが多々あります。
要らない保障を削り、必要や特約を確実に付けた方が
よりバランスよく保険加入できますね。
ボクサーの竹原慎二さんが、膀胱がんを患った時にも
高額な先進医療で復活されました。
余命5年からの復活について、以前、ご本人がTV番組に
ご出演された際、↓お話されています。
癌になった時 最先端医療はいくらかかるのか?
ボクサー竹原慎二の膀胱がんとの闘い
民間保険より貯蓄のススメ
公的保険が医療費の額に応じて対応されるのに対し、
民間保険は医療費負担がどれだけ大きくなっても
契約条件を満たさない限り給付金は支払われません。
ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんは
月刊PRESIDENT2014.10.13号の中で
「日本の公的医療保険の保障の厚さを考えれば
医療費の為だけに使えるお金が150万円程度あれば充分。
保険に払うお金を貯蓄に回して老後に備えた方が合理的」
と言っています。
まとめ
日本の保険制度は優秀です。
思うほど保険に加入しなくても大丈夫な事が多々あります。
ですが、保険に疎い素人である私たちが
自分の判断で保障を削るというのは、かなり怖い事でもありますよね。
何が必要な保険で、何が不必要な保障なのか?それは、
それぞれのご家庭、状況に寄り全く変わってきますので、
ご不安な時には、ファイナンシャルプランナーさん等に
相談されると安心かと思います。
私も医療保険の相談に何度も足を運んでいますよ。
ただ、確かに良い所、良い担当者さんばかりではなく、
色々な所がありましたので、
保険料の見直し 保険相談7社比較 で
本音や裏話を含め保険相談窓口の選び方も書いています。
「老後準備」検討しておきたいこと まとめ

老後資金を貯める為に。加入中の保険の実態、驚きでした
NHKクローズアップ現代で放送された保険加入の実態は驚愕です。
老後資金対策にも重要と思いますので番組レビューをしています。
我が家は何百万もこれで消えてしまったのです。
・保険加入の実態:金融庁も警告!騙されちゃダメ!保険料の支払い!
・私の父母の実体験:【保険見直しの必要性とコツ】見直さなかった悪夢
・保険見直しの時期:安くなる!保険見直しのコツ全解説!
1.老後資金 検討 お金を増やす方法 3つ

1.保険料を減らす
保険相談を受けて保険料の無駄を省くと、月何万円も削減できました。
必要は保障は人生の節目で変わりますので
定期的に保険を見直さないと損してしまいます。
・保険相談7社 体験比較 口コミ
2.年金を増やす
年金を増やす自助努力として確定拠出年金があります。
2017年から加入者枠が広がりました。
私も即刻加入し、毎月積み立てています。
加入が早い程、資金は貯まりますよ。
・確定拠出年金に加入する
3.働き方を変える
貯金や年金受取額を増やす働き方があります。
制度が変わりましたので、主婦でも社会保険に入れることがあります。
・主婦パートの場合
・自営の場合
2.老後の住まい 検討3つ

1.リフォーム・住み替え
費用は安く抑えたい。リフォーム時のお得まとめ
暮らしやすい街への住み替え各種情報
コンパクトシティの選択などについて
・リフォームのお得な控除・補助金&住み替え
2.リノベーションする
大好きな心地よい終の棲家を作る!リノベーション方法まとめ
年商1億 大家業の主婦さんもチェックする点など
・老後も安心な中古住宅リノベーション法
3.介護リフォーム
老後を見据えた時の、暮らしやすい介護を考えたリフォーム検討法
どんなリフォームがあるか?介護保険制度は何が使えるか?など
・ 老後の家づくり。 建て替え・増築・リフォーム法2つ