なんとなく不調?様々な体調不良の原因「呼吸が浅い」を解消する呼吸法

老後生活を楽しむ方法

車社会や機械化の影響で、姿勢を維持する筋力が衰えている事から
私達はインナーマッスルが弱り、姿勢が悪くなっていることが
多いと言われています。

スマホやパソコン操作の際に、背中が丸まり
猫背になりやすいのもそうですね。

そこで問題なのが、猫背の状態で肺が圧迫され、
吸い込む酸素の量が減り、
浅い呼吸=軽い酸欠状態になってしまうこと。

何と現代人は、日ごろの呼吸では肺の約3割しか
使ってないそうですよ。

この浅い呼吸、放っておくと様々な体調不良を
引き起こす可能性が!

お金もかからず、誰にも平等に与えられている酸素ですので(^^;
健康の為にぜひ意識していきたいですね。
 




酸欠になるとどうなるの?

浅い呼吸は、全身の血流が悪くなる、
肩こり、疲労感、やせにくい、自律神経失調などなど
様々な不調を引き起こします。

呼吸器内科の専門医、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長によると、
健康な33歳の男性(喫煙歴なし)を対象に、
肺活量と気道抵抗を測定したところ、
通常の姿勢で5440ミリリットルだった肺活量は、
スマホを操作する姿勢(猫背)では3720ミリリットルに減少。

「肺年齢」は、通常の姿勢「18歳未満」がスマホ操作時には
「41歳」と実年齢を超えていたとのこと。

 

酸欠は老眼にも影響が

またスマホ老眼と呼ばれる、若い世代にも広がっている老眼ですが、
これも酸素不足が心配です。

中医学を学び、視力回復などの治療に定評がある、
日本リバース院長の今野清志さんは言います。

目は心臓の次に働き者で、1日に2万回近くまばたきを行うため、
10万回以上も眼筋が動いています。
これは10万回の筋トレをしているのと同じ。
筋肉運動をすると、体には乳酸がたまりますが、
乳酸は酸素により分解され血液によって運び出されるので、
常に酸素を送り込む必要があります

人の1日の酸素の摂取量は、30才を100とした場合、
50代で35%、60代で40%、70代で50%と
心肺の老化に伴い減少してしまうそうです。

私達は年を追うごとに特に
呼吸に意識して生活しなければなりませんね。
 

酸欠対策

そんな酸欠不足を補う対策は、何より深い呼吸。
姿勢を整えて酸素をたっぷり体に取り込む方法として
下記「深呼吸」と「瞑想時の完全呼吸」などがあります。
 

深呼吸

肩こり研究所(目黒区)の丸山太地所長によると
スマホを長時間使い、目や肩が疲れたと感じたら、
ストレッチを行って筋肉をほぐし、血流を改善することが効果的。
お薦めは胸を広げる「背中式呼吸」。
椅子に深く座り、頭の後ろに手を当てて、大きく3回深呼吸する。
イメージとしては「頭の重さを使って大きく胸を広げ、
より多くの空気を吸うイメージ」で。

 
瞑想

また、スティーブジョブスやビル・ゲイツ 松下幸之助 稲盛和夫
井深大等のトップ経営者が行っていた瞑想での呼吸法は
「細くて長い呼吸」

そして、胸式呼吸と腹式呼吸を合わせた「完全呼吸」です。

大量の酸素を取り込むことが出来、交感神経が刺激され、
体が活発になる「胸式呼吸」と

ゆっくりと酸素を取り込み、副交感神経が刺激され、
体がリラックス。横隔膜が上下に動くため、内臓の結構も促進される
「腹式呼吸」

その両者を合わせた「完全呼吸」は、
双方の良い所を取りいれながら最大限に呼吸が出来ます

~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門より

 

その他、ランニングやヨガなどの有酸素運動も良いですね。
 

まとめ

人は生まれた時から死ぬまで休まず呼吸を続けていますが、
呼吸で摂りいれた酸素は血液に乗って
体中の臓器に供給されていきます。

その血中酸素が少なくなると、細胞の働きを鈍らせ、
上記に上げたような不調だけでなく、
やがてさまざまな成人病の原因ともる可能性が!

呼吸はあまりにも日常的な事であるがゆえに、
何も考えずに生活してしまいがちですが、
その大切さ、意識したいですね。