抗生剤が効かない!命を脅かす多剤耐性菌の発生原因をやっつけろ!自分で出来る予防策2つ!

多剤耐性菌 予防

自然界にもともと存在しているだけでなく、
なんと、私達の体内でも発生をしてしまう「多剤耐性菌」

そんな身近な菌による死者数が2050年には、
がんの死者数をも超える1000万人にもなる?

そんな私達の命を脅かす怖い菌の存在と
その予防法に関して テレビ朝日 グッド!モーニングで
紹介されました。

日々健康長寿に気を付けていても、
この菌にかかっては、治療が難しいようですが、
防ぐ方法はあります!

今から知っておくことが大切なようです。
 




日本政府が警鐘を鳴らす多剤耐性菌

イギリス政府が驚きの発表をしています。

耐性菌に寄る死者数は 2013年 70万人いると言われていましたが、
2050年には1000万人にもなると発表したのです。

なんと!この数は がんの死者数を超えます。

感染症に詳しい国立国際医療研究センター 大曲医師によると、
この話は信ぴょう性があるとの事。

医療費死者が大幅に増えるという事で
経済へのダメージは
1京1000兆円にもなるそうです。

国家予算が100兆円と言われるので、それは110年分にも!

深刻なダメージが予想されるという事で
世界規模の対策が必要と言われています。

その事例として5月G7伊勢志摩サミットでも
主要な議題に上がっていたそうです。

 

多剤耐性菌とは?

耐性菌とは、抗生物質に耐性を持つ細菌の事=
抗生物質が効かない細菌ということです。

この耐性菌に感染すると感染症の流行病気が重症化しますので、
特に高齢者乳幼児持病がある人が注意が必要です。

さらに日本で最も多い耐性菌「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」
は数種類の抗生物質に耐性を持っている多剤耐性菌と呼ばれています。

日本でも猛威を振るう多剤耐性菌ですが
感染すると肺炎・肺血症・肝機能障害等を引き起こしてしまいます。
 

多剤耐性菌と医療費の関係

多剤耐性菌を持つ患者さんが増えると、
医療費・死亡率にも変化を与えます。

抗生物質が効かないので治りが悪い=
治るのに時間がかかる=
時間がかかるということは経済的にもお金がかかる、
ということで、通常の肺炎患者と比べると医療費は1.7倍に。

さらに死亡率に関しては、1.9倍にもなる、
感染してしまうと大変やっかいな菌なのです。
 

多剤耐性菌の感染について

この多剤耐性菌は一体どのように感染するのでしょうか?

実は、この多剤耐性菌は、
自然界にもともと存在しているものです。
そして、例え菌を持っていなかったとしても
体内で発生をしてしまう可能性があるのが怖い所です。

その上、人の体内で発生した多剤耐性菌は
飛沫感染によって他の人へと広がってしまいます。
 

多剤耐性菌は、はなぜ体内で発生するのか?

人は誰しも黄色ブドウ球菌というのを持っていますが、
ここに風邪を引いた場合などに抗生物質を飲む
メチシリン系などの抗生物質を飲んだ時、
殆どの場合、菌は死滅・消滅します。

ただまれに抗生物質に対して抵抗力を持った
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌という生き残るやっかいな菌=
変異をして生き残る菌があるのです。

それが耐性菌となってしまいます。
 

多剤耐性菌の予防

自らが多剤耐性菌を作りださない予防法は
2つあります。
 

その1.薬の飲み過ぎに注意。

医療医薬ジャーナリストの井高さんによると
現在は、お薬手帳を提示せず薬が処方され
医師、患者共に薬を把握できていない現状があります。

その結果、抗生物質を重複して処方する可能性があるのです。

複数の抗生物質を飲み過ぎてしまうと、
多剤耐性菌の発生率が増加します。

抗生物質が入ることに寄ってそういう状態が生まれる=
つまり抗生物質を飲む機会が増えれば増えるほど
発生率も増えてしまいます。

日本政府としても問題を防ごうとしていて
内閣官房の田中剛さんによると

2020年までに国内で処方される抗生物質量を3分の2に減らす政策を
考えているそうです。
 

その2.耐性菌を防ぐためには薬を残すのは危険

先の国立医療研究センター大曲医師によると
処方薬の抗生物質は医師が、
細菌を消滅できるよう計算して処方しているので、
飲みきることが大事といいます。

薬の飲み残しはダメなのだそうです。

服用を途中で辞めた結果 抗生物質に寄り少なくなった細菌により
一時的に体は元気になり、薬を辞めたとしても
実は全ての細菌が死んで居なくて生き残っていることがあります。

その残った最近は抗生物質に耐えられる能力を持った
変異した細菌となり体の中に発生して増殖。
すると、菌はより強くなってしまうのだそうです。

抗生物質というのは飲みきることが大事
最近を全部殺すという事が大事

処方された抗生物質は容量・用法を守り
とにかく飲み切る事が大切です。
 

まとめ

命を脅かし、治療の難しい
多剤耐性菌を作りださない為に!

気を付ける事2つ

1.お薬手帳をしっかり使う

※お薬手帳のアプリもあります。
病院の薬に関わる節約に。飲み忘れのお薬とお薬手帳忘れの対処法
で記事にして居ます。

2.処方された分抗生物質はしっかりと飲み切る

 

健康な人であるほど、
薬を少し飲んだだけで回復した!と思い
抗生物質を途中で辞めてしまう可能性もあるかもしれません。

飲んだ薬の影響で、後々大きな病気になら無い為にも、
気を付けて行きましょう。