同じ野菜でも加熱すれば栄養効率UP!生活習慣病・動脈硬化予防にも 加熱すべき野菜レシピ

焼いて栄養価UP

日本テレビ「世界一受けたい授業」より。
 

普段 加熱しないものでも、熱を加えると栄養価が上がったり、食感が変わったりし、さらに美味しくなるお料理が紹介されました。寒い季節にもぴったり!
 

一年を通して、同じ野菜でも栄養効率がUP!そんな食べ方をぜひ取りいれたいですね。下記 簡単にまとめました!
 




梅干を焼くとこんな効能が!

梅干を焼く

【材料】梅干し

【作り方】梅干しを網で焼く

 

梅干を焼くとクエン酸が糖質の一部と化学反応を起こし、動脈硬化や高血圧の予防に役立つと言われる[ムメフラール] が作られます。
 

生の梅や梅干しそのものには含まれていない成分ですが、なんと!一度加熱して生成されれば、その後冷やしても無くならないそうです。
 

これは、生で食べる梅干しの他に、加熱しておいたものを常備しておくのも良さそうですね。
 

白菜の漬物 簡単レシピ

ちょっと珍しく思える「漬物ステーキ」。実は、飛騨騨高山地方の家庭料理なのだそう。

白菜ステーキ

【材料】

・白菜の漬物
・卵
・ごま油

【作り方】

ごま油を敷いたフライパンに白菜の漬物を入れ、全体に火が通るように炒める。
そこへ溶き卵を入れて軽く火を通す

 

それだけで漬物ステーキの完成です。食卓の脇役の漬物も主役に!ごま油がきっと風味を豊かにしてくれるんでしょうね。
 

乳酸菌が含まれている漬物を加熱すると 腸内の温度があがり、腸に居る乳酸菌の働きが良くなるとのことです。漬物を加熱するとは思いもよりませんでしたが、考えてみれば「キムチ」は野菜料理に入れて炒めますね。
 

その時、ごま油を使う事が多いと思います。そんな感じなのかもしれません。
 

キムチを野菜料理に入れて炒めるときには、今までは菌が死滅しないように・・なんてなるべく加熱しないようにして居たのですが、この番組の説明で、加熱しても大丈夫と分かりました!
 

もずくレシピ

もずくと言えば、「もずく酢」ばかりの我が家でしたが、番組で紹介されたのは、

もずくコロッケ 

【材料】

・じゃがいも
・豚ミンチ 
・もずく

【作り方】

モズクは醤油を入れて下味を付ける
豚ミンチを塩コショウで炒める
ジャガイモは茹でてから潰す
そこへ豚ミンチと味付けしたモズクを入れる
全体を均一に混ぜたら後は普通のコロッケと同じ様に
小麦粉、卵、パン粉を付けて表面がきつね色になるまで揚げる

 

もずくに含まれるフコイダンという成分は 血液の流れを良くしたり、血糖値の急激な上昇を抑えます。
 

加熱することでフコイダンが外へ出ていく為、より多くを摂取できます。また、もずくにはビタミンCが含まれていない為、ビタミンCを含むジャガイモと一緒にすることは 栄養的に良い組み合わせとのこと。
 

じゃがいもだけより ぼそぼそしないで食べられ、里芋のようなネットり感が出るので、癖もなく食べやすいと。番組出演者の方の感想でした。
 

お弁当にも良いようですよ。海藻をお弁当に入れるのはちょっと難しいものだけれど、コロッケにすれば入れられると紹介されていました。
 

余談ですが、我が家はフコイダン摂取のために、
血管年齢10日で-17歳!酢生姜の食べ方。20分でカンタン長寿食の献立 で紹介した「乾燥がごめ昆布」をお味噌汁に使っています。とぉ~っても手抜きですが美味しいですよ。
 

栄養満点 ポリフェノールたっぷり炊き込みご飯

これは、すぐにでも試してみたい簡単炊き込みご飯です。老化を遅らせるポリフェノールがたっぷり摂れます。

ピーナッツの薄皮 炊き込みご飯

【材料】

ピーナツ(薄皮付)
お米

【作り方】

お米と水を入れた炊飯器に、粉末コンソメ しょうゆ 日本酒を入れます。薄皮の付いたピーナッツを入れて1時間浸し、炊飯器で炊くだけ。

 

ピーナッツの薄皮には多くのポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用が期待できます。通常おつまみで食べると薄皮が苦いものですが、加熱することで苦みが無くなり食べやすくなるのが ピーナツご飯のお勧めポイントです。
 

ヨーグルトを加熱する。死んだ菌も効果有!

寒い時期は、ヨーグルトも温めて飲むのがお勧めです。加熱された飲むヨーグルトは内臓を温め 冷たい状態で飲むよりも便秘解消効果がより期待できます。さらに温めることでカルシウムの吸収率もUP。
 

また、寒い時期には、ホット飲むヨーグルトに生姜を入れると 更に体を温めてくれます。

ホット飲むヨーグルト

【材料】

飲むヨーグルト
しょうが

【作り方】

温める前の 飲むヨーグルトに、すり下ろした生姜を小匙2分の1ほど入れよく混ぜる。それを電子レンジで1分ほど加熱する。

 

生姜のジンゲロールという成分は、加熱でショーガオールに変化して体を芯から温めてくれるので「冷え性改善に役立つ飲み物」とのことでした。
 

温めて菌は死なないの?という心配についてですが。実は通常、40度以上になると乳酸菌は死んでしまいますが、菌が死滅しても、体の中に入ることで腸内の乳酸菌が、それを餌にして活発に働くそうですよ。
 

みかんは皮の栄養が!カンタン栄養摂取

焼きミカン

【材料】 みかん

【作り方】

皮を向かずに網の上に置いたら中火で10分。表面全体に焦げ目が付くまで焼くだけ

 

ミカンの皮には、果肉の三倍のビタミンCが含まれています。皮ごと熱することで皮にある栄養がみかんの内部にまで浸透します。その為、生のまま食べるよりも多くの栄養を取ることが出来るそうですよ。
 

みかんの果肉には体を冷やす作用があるため、寒い冬は温めて食べた方が体に良いようです。
 

芋羊羹の美味しい食べ方

焼き「いも羊羹」

【材料】

いも羊羹
バター

【作り方】

熱したフライパンにバターを入れ芋羊羹を焼きます。全体に焼き色が付いたら出来上がり。

 

なんとそれだけで和菓子の芋羊羹がスイートポテトに変身!お好みでホイップクリームやシナモンパウダーをかければ、より洋風のスイーツになるというお手軽&栄養UPアイデア。
 

さつまいもにはビタミンCが多くあり、普通ビタミンCは熱に弱いのですが、サツマイモの場合には、含まれているでんぷんのお蔭で 加熱してもビタミンCはあまり失われないとのこと。
 

さらにさつまいもには、ビタミンEも大変豊富に含まれています。ビタミンEはバターなど脂質を含む乳製品と一緒に食べると吸収率がUP!なので、この食べ方は栄養的に考えても、とっても効率の良い摂取方法なのだそう。
 

ただ、芋羊羹には寒天が入っているものも中にはあるようですが、寒天の入って居ないものを選びましょう、とのことでした。
 

芋羊羹といえば、すぐに東京浅草寺 雷門通りにある

いも羊羹 

「舟和」が有名ですね。舟和の いも羊羹をバターで焼いたら、絶品のスイートポテトになるでしょう。お口の中で想像ができますもの(笑)