認知症の症状が!改善策は脳活性化治療方法!テレビ紹介事例!

認知症改善法 

認知症は、現在450万人以上が発症。
9年後の2025年には65歳以上の約5人に1人が
認知症になるとも言われています。

そこで番組では、お笑い芸人ナイツの2人が、
最近物忘れが気になるという方を「医学的に改善させるバスツアー」
を敢行しました。

ということで、この記事では番組内での認知症改善の説明ともに、
紹介されたバスツアーの地をまとめてみましたよ。
 




認知症予備群 ナンセンス 原田師匠の場合

何故ナイツがバスツアーを?

年々高齢化が進む漫才協会にも、65歳以上の高齢者が30名以上います。
漫才協会の師匠の方がたにとっても認知症は他人事ではないのです。

得に、舞台でネタを披露中にもネタを忘れてしまう、
立ち位置さえ間違えてしまうという
師匠「ナンセンス」の原田さんが心配です。

そこで認知症診断医療現場で使われている「長谷川式簡易知能スケール」で
原田さんの物忘れを診断してみると、認知症予備軍という結果が。

このまま放っておけば近い将来、認知症を発症しかねない
危険な状態でした。

番組では、原田さんと相方の岸野さんお二人を含む
70代以上の男女7人の方がたを、
「認知機能を回復させるための昭和レトロのバスツアー」にお連れしました。
 

認知症を改善 脳を活性化させる「回想法」

認知症研究第一人者、東京医科歯科大学の朝田隆先生は、
認知症の予防について「回想法」を推奨しています。

回想法とは、思い出話や昔の写真などをヒントに記憶を蘇らせる、
実際の医療現場で行われている治療法です。

回想法を行うと認知機能が落ちるどころかUPするというデータもあるのです。

ポイントは、

・五感を刺激すること。(見る・聞く・触る・味わう・匂う)
・5~10人くらいの集団で行うこと。(記憶を整理し複数の人と話す)

 

そこで、五感を刺激しながら東京近郊の3つの施設を回りますが、
ツアーに先立ち、原田さんには脳血流量をリアルタイムで計測できる
機械を装着しました。

楽しさを感じると機械の波形が上昇。
反対に興味を持てないと波形は横ばいになるので、
脳血流量が一目瞭然で分かるようになっています。
 

東京・上野 「下町風俗資料館」

1.視覚を刺激する!

昔を思い出す昭和レトロ日帰りツアーでは、
まず最初に東京上野の 下町風俗資料館 を訪れました。

1階は明治・大正時代の長屋を再現。
2階は昭和初期から使われていた懐かしのおもちゃなど、
合計300点以上の資料が展示された資料館で、
見るだけでなく実際に触れる展示品が多いことが特徴です。

この懐かしい昭和のセピア色の空間、素敵です。

ここで、視覚が刺激されたナンセンスの相方:岸野さん。
銭湯の番台を見て、子どものころの思い出をどんどん話し出します。

ところが、物忘れの激しい原田さんは
銭湯にあまり思い出はないようで、脳の波形を見ても、
全く変化がありません。

2.触覚を刺激する!

昭和30年代を再現した懐かしい居間と台所では、
昔のミシンやテレビ、ラジオを見て触って、
当時の記憶を呼び覚まします。すると男性陣はすっかり昔を思いだし、
プロレス話で大盛り上がり!

しかしここでも、原田さんだけ蚊帳の外でした。
 

埼玉県 小川町 小川小学校旧下里分校

3.嗅覚 4.味覚を刺激する!

次に訪れた小川小学校は、2011年に廃校になった木造校舎の小学校で、
ノスタルジー溢れる校舎が当時のまま保存されています。

(※「のんのんびより」というアニメの舞台になった学校のようですが、
校舎には通常は立ち入り出来ないようです。)

まず最初に職員室へ。すると職員室という言葉に原田さんが反応!
職員室に立たされた思い出について詳しく話せないものの
記憶は少しずつ蘇ってきているようです。

さらに廊下に飾られた元気な昔の子どもたちの写真にも
ツアーに参加した皆さんが反応。皆さんの脳裏に
幼いころに自然の中で遊んだ記憶が蘇ります。

その後、小学校の教室で、懐かしいアルマイトにのった
昭和27年頃に東京で食べられていた給食を
再現したものを味わいます。

※番組内では「給食当番」という昭和の給食を食べられるレストランから
特別にデリバリーしてもらっていました。

給食当番:http://mery.jp/43319
東京都台東区元浅草1-4-4

懐かしい給食を昭和の趣を残す小学校で食べながら、
ツアーの皆さんからは味や匂いの記憶の会話が出てきます。

東京医科歯科大学の朝田隆先生によると、
脳の中で記憶をつかさどる海馬の近くに、
匂いをつかさどる神経があるため、匂いを刺激すると、
認知機能が回復すると考えられているそうですよ。

給食を食べている時の原田さんの脳血流量が、
平常時よりも顕かに上昇している事が分かりました。 
 

昔の唄の店

5.聴覚を刺激する!

最後に、巣鴨界隈の高齢者の皆さんがこぞって歌いに来るという
人気カラオケ店「昔の唄の店」へ行きます。

昔の唄の店 お店の情報:〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-14-15

ツアーの皆さんが青春時代を過ごした昭和30年代。
街に溢れていたのはニール・セダカ、ポール・アンカ、といった
アメリカを代表するのポップス。
そんな懐かしの唄が一杯のカラオケ店です。

ここで、脳を活性化するために、イントロクイズを開始します。
聴覚を刺激すること、これも認知機能を回復させるのです。

・東京ブギウギ:笠置シヅ子 
・青い山脈:藤山一郎

などクイズに答えた後、歌を歌うことで、
皆の青春時代がより蘇り、原田さんにも
少しずつ当時の記憶が戻ってきた所で・・・・

なんと原田さん!イントロ当てクイズに大正解!

思い出した瞬間の脳血流量は、この日の最も高い数値を記録です!

脳の血流量が格段に良くなった事が分かりますし、
表情もツアー前と比べてとても生き生きとしていました。
 

物忘れ改善バスツアー まとめ

ツアー終了後、参加者に長谷川式簡易知能評価スケールで再度
認知機能を検査した所、原田さん以外の8名中、
6名が高得点を取得していました。

そして、ナンセンスの原田さんも、
前回は答えられなかった問題を難なくクリア!
前回の認知症予備群から一日で脱却することが出来たのです。

認知症改善によく効く「回想法」。

今回ツアーの皆さんが訪れたお店や場所でなくとも、
それぞれの方の思い出の場所があると思います。
認知症を改善したいと思って居る方がいらしたら、
沢山の五感に触れるお気に入りの場所に連れ出してあげましょう。

そして私たち自身も、自分自身の脳の健康の為に、
五感をフルに活用して、脳がときめく事を沢山していきたいですね。


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