夏バテしないためには? 常識のウソ3つ!疲労研究の権威・梶本先生に学ぶ!

疲れ 夏バテ解消

疲労が回復しない・・そんな悩みが多いこの季節ですが、
8月2日の「ホンマでっかTV!」にて疲労研究の権威、
梶本修身先生がご出演されていました。

今回の番組の特集は「夏バテ」でしたが、
疲労で悩む人は多く、苦しんでいると思います。

そこで、国から30億円の研究費をもらう疲労関係の第一人者、
梶本先生のテレビでの言葉をまとめました。
 




夏バテ 疲労が抜けない悩みに

夏バテは、汗をかくなどにより体温を調節する
自律神経を酷使するために起こるものだそうです。

そこで自律神経を酷使しない、
疲労回復できる方法が紹介されました。
夏の季節でなくても、疲れが抜けない方には興味深い内容かと思います。

実は18歳の我が息子も、11歳の頃より疲労感に悩まされている一人です。
日々の生活を快適に過ごすために、とても大切な「疲れていない体」。
疲労回復の為に昔からよく言われていた事が、今の時代ではマッチして
いないこともありました!一つずつ見ていきましょう。
 

その1.夜エアコンをつけたまま寝る

昔はエアコンを付けたまま寝ると風邪を引く!なんて
言われてきましたが、

実はエアコンは付けて寝たほうがいい!

寝汗をかきながら寝ていると、体は体温調整をすることで
自律神経を酷使していることになってしまうそうです。
それは運動をしている事と同じ。
その為に、疲れが抜けなくなってしまうのです。

また、心臓より下を暖かくすると副交感神経が刺激されて
人はリラックスすることが出来ます。

こたつに足を入れていると眠くなってきたり、
お風呂に入っていると心地よくなりますよね。

なので、夏バテの疲労回復の為には

エアコンを付けて布団をかぶって寝る事 だそうです。
 

その2 うなぎよりもカツオ・マグロ&睡眠をとる

毎年夏になると、疲労回復・夏バテ防止の為に
「うなぎ」が良い!と言われ、土用の丑の日にウナギを食べますが・・、

実はうなぎは夏バテ防止に効果がない!

昔、エネルギーやビタミンが不足して時代には、
栄養満点のうなぎに夏バテ効果があったそうですが、
現代人は栄養不足による疲労は滅多に起きないそうですよ。

現代人の夏バテは自律神経の乱れによるものなので、
うなぎなどを食するよりも、規則正しい、
しっかりとした睡眠を取る方が効果有!だそうです。

食べ物で言うならば、ウナギよりも
カツオやマグロの方が良いとのこと。

カツオやマグロに含まれる
「イミダゾールジペプチド」という成分が
自律神経中枢の疲れを癒す働きがあるんですって。

なので、疲れの回復の為には
ウナギよりもカツオ・マグロを食べて
質の良い睡眠を取りましょう!
 

その3 ぬるいお風呂に短く入る

熱いお風呂に入ると疲れが取れて良く眠れる!と言われますが、
これも間違い!

熱いお風呂に入ると、かえって疲れる!

熱いお風呂が好きな人は多いですが、
汗を流して熱いお風呂に浸かることは、
自律神経を酷使することになり、
疲れが取れるどころか、反対に疲労してしまうのです。

お風呂に入ると良く眠れる、と言われているのは、
実は、お風呂に入って、疲れたから
よく眠れているだけだそうですよ。。。

<夏バテを防止する入浴法>

39度程度のぬるめのお湯に半身浴。

血流が良くなる事で、疲労回復効果が期待できます。

長湯は疲労を溜めこむだけになりますので、
汗が流れ始めたらお風呂から上がるぐらいが良いそうです。

 

お風呂に入ると心地よくなるのは、
脳からドーパミンが分泌されるためです。
疲労感はなくなりますが、実際には体は疲れているのです。

梶本先生の病院について

自律神経に優しい生活は、自分の感覚だけでは
分からないものですね。そこで、番組にご出演された
梶本先生の病院のサイトを見つけました。

日本人の70%が慢性的な疲労を自覚しているそうですが、
まだなかなか、それに対応出来るお医者様が少ないそうです。

そんな中、梶本先生の病院は、国内で唯一、
疲労医学を専門に研究する大阪市立大学医学部疲労医学講座と連携し、
疲れの原因を科学的に解明するための検査も行っているとのこと。

身体のだるさや昼間の眠気、疲労感を客観的に解析し、
それぞれの方に適した治療法が出来るそうですよ。

我が息子も、今まで疲労の原因が分からず、
苦労してきましたが、受験が終わったら一度、
梶本先生の所に連れて行ってみたいと思っています。

http://疲労クリニック.com/clinic.html

疲労に悩む方にとっては、一筋の希望ですね。