【防災 お金の知識】水災保険金や支援金額はいくら?保険金支払い条件の満たし方と対策。保険証紛失時の問い合わせ先   

水害などの損害保険見直し

【防災 お金の知識】災害時に私たちが貰える給付金や、災害に備える保険について。保障内容と支払い条件を満たすためにしておくべきことなど。防災のための大切なのお金知識です。
 

2018年夏の西日本豪雨の被害は、15府県にわたって大きな被害がでました。2121年も熱海で辛い土砂災害が起こりました。天災が多く続いています。被害にあった場合、私たちは自治体からどれだけのお金を支援してもらえるのでしょうか?
 



水災(水害)など災害時に支払われる公的な支援金はいくら?

私たちが災害被害に見舞われた際、公的にもらえる住宅に関する支援金があります。
 

住宅に対する支援金

 
水災・水害の住宅支援金
住宅に対する支援金には、下記3つがあります。



1.被災者生活再建支援の基礎支援金(被害の程度に応じ支給)

・全壊100万円 
・大規模半壊 50万円
 

2.加算支援金(再建方法に応じ支給)

・建築・購入する場合 200万 
・補修する場合 100万
・賃借する場合 50万円 
 

もしも家が全壊し、その後で新しく建てる場合には、基礎支援金の「全壊100万円」と加算支援金「建築購入する場合」の200万円で、合計300万円が支給される。ということになります。
 



3.住宅の応急修理としての支援金額は?

日常生活に不可欠な部分の修繕費が支給されます。
 

対象は 部屋・台所・トイレなど。 支給額は、最大58万4000円(一部損壊は対象外)
※ただし、みなし仮設や仮設住宅を使用していると申請できません。
 

個人加入の保険について。水災(水害)保険は必要?不要?

水害・水災に関する保険

水災や土砂災害は 火災保険で保障されます。
 

火災保険は、建物や家財に損害が発生した時に保険金が支払われます。火災・落雷・爆発・風災・雪・ひょう災害のほか、水災・水漏れ・盗難も補償されます。しかし実は、水災・水漏れ・盗難に関しては、選択して付けることが出来る特約となっていることが多いです。
 

加入時に水事故や盗難はおすすめされることも多いですが、昔の保険だと、この水災などが保障される特約に入って居ないケースもありますので、現在加入中の保険内容がどうなっているか?一度確認してください。
 

また、以前は、家が古くなり価値が無くなると、火災保険の加入を辞めてしまうケースもあったようです。しかし今は、新価実損払(しんかじっそんばらい)となっています。=再建築をした際の額を基準に損害額が支払われるようになっています。なので、古い家屋でも火災保険に加入できますし、加入しておきたい保険です。
 

※火災が起きた際には、近隣家屋への延焼があっては、損害賠償責任も出てきます。なので火災保険は、誰もが加入しておくべき保険です。
 

水災(水害)保険の加入率は?

水災(水害)が火災保険でカバーされることは分かりました。では実際に、加入中の保険に水災保障がついているかどうか?について、ミヤネ屋でデータが紹介されました。
 

損害保険データ
 

水災保障アリ 31.1%
水災保障なし 29.7%
保障の有無不明 11.8%
火災保険・共済未加入 15.4%
わからない 12.0%
 

水害が続いている日本ですが、それでもなんと7割近くの方が、水災保障に加入していないか、加入しているかどうかが分からない。という現状でした。
 

水災(水害)保障に加入しない人の理由

では、なぜ水災保障を付けていない人がいるのでしょうか? その理由として挙げられていたのは、
 

理由1:マンション高層階であるから
 

実は我が家はこれです。火災保険には個人で加入していますが、水災はマンション全体の保険でカバーできそうと思い、水災(水害)の特約は付けていません。(階下などへの水漏れの心配はありますので、それはまた別で保障を付けています。)我が家と同じ様に、マンション高層階の人は、やはり水災保障に加入していない人は多いようです。
 

その他の理由:
 

〇自宅周辺で水害は起こらないと思っている。
〇自宅周辺で起こっても自宅建物は被害を受けないと思っている。
〇保険料が高いから
〇保険共済の存在を知らなかったから
 

と続きます。
 

とはいえ、実際被害に遭われた方のお話を聞くと、床上浸水している方がたもやはり、「自分の所は大丈夫と思って居た」とお話する方が多いそうです。
 

災害はいつどこで起こるか分かりません。例え自分は大丈夫と思って居ても、いつ何があるかは誰にも想像がつかないものです。
 

水害(水災)保険は特約でつけられるものですので、まずは「本当に必要ないか?」検討することが必要です。
 

水災(水害)をつけた保険料はいくら?

備えあれば憂いなし、日ごろからしっかりと、いざと言うときの為に出来る限りの体制を整えておくためには? 実際に、水災の特約を付けた保険料はいくらになるのでしょうか?
 

水災(水害)保障あり 保険料例

一戸建て 新築割引あり 保険金額2000万円の場合、
 

・A社 水災なし 2万6900円 水災あり 3万4200円
・B社 水災なし 1万4200円 水災あり 2万2200円
 

と、7000円程度の差のようです。
 

この辺は、保険会社によって、新築が得意であるとか、木造に得意であるなど、価格や保障内容が異なるようですので、ぜひ比較し検討すべきとのことでした。
 

※通常は、木造の方が保険料は高くなります。
 

加入中の火災保険に水災保障は追加できる?

水災(水害)の特約を付けたいと思う時、現在加入中の火災保険に追加できるとは限らないようです。もしも後から特約をつけることができない場合は、今の保険をいったん解約し、新しい保険に入り直すことで対応できます。
 

水災(水害)特約で保障してもらえる内容は?

水災保障で対応してもらえるものを、おおまかにまとめると、
 

床下浸水→ ×(保障されません。)
大雨に寄る落石で玄関と壁が損傷→ ▲(保険会社に問い合わせる)
 

というようになります。
 

水災保障・水害特約の支払い条件は?

保険金の支払い条件は、どのようなものかというと、
 

大雨に起因する下記の浸水があった場合。
 

1.床上浸水の場合。
2.床下浸水でも、地盤面より45cm越の浸水の場合。
 
※一か所でも45センチになったら問い合わせる。保険金が出るケースが多い。
※その場合には、写真を撮っておく。メジャーや物差しが無かったら、自分が被写体になって写真を撮っても良い。
 

保険金額の30%以上の被害があった場合。
 

上記の場合に水災(水害)での保険金が支払われます。
 

車の水害は車両保険で対応

車の浸水などは、どうなるのでしょうか?
 

車の場合には、自動車保険の「車両保険の特約部分」で、水災・火災・風災・落雷の被害が保障されます。
 

ただ、この車両保険の特約も、保険料が高いからという理由から付けていない人も多いようです。また、保険会社のパック保険に加入し、自分が車両保険の特約が付いているかどうか?分からない場合には、再度確認した方が良さそうです。
 

※排気量125cc以下のバイク・自転車は家財扱いとなり、火災保険での保障の対象となります。
 

被害にあった時、保険証券が見つからなかったら?

被害にあった時、保険金が降りるまでの流れは下記の通りです。
 

1.被害にあったら まずは損害保険会社などに連絡。
2.その際には、被害状況の写真を撮影しておく。
3.保険会社が損害調査をし、認定をうけると保険金が振込まれます。
 

しかし、災害時には、保険証券が見つからない。という事も多々あります。
 

そんな時には、下記「自然災害など損保契約紹介センター」に電話をすると、契約内容を調べてもらえると番組内で紹介されました。
 

※問い合わせが可能なのは「災害救助法」適用地域のみ 
 

自然災害など損保契約紹介センター

フリーコール 0120-501331 
受付 平日 午前9時15分~午後5時 (12月30日~1月4日除く)

※保険会社問わず対応

 

ただ、調査には、2週間程度かかるため、契約した保険会社に心当たりがある場合は、直接その保険会社に確認した方が早く結果が分かるようです。
 

損害保険の資料を請求する

水災の保障は火災保険で対応となります。火災保険の一括比較や診断ができるサイトもありますので下記ご参考にどうぞ。

火災保険の無料診断


 

損害保険の見直しは

実は、火災保険などの損害保険の見直しについては、残念ながら、相談を受けていない窓口が多いのが現状です。私が体験している保険相談窓口7社 の中では、損害保険に関する保険相談を受けているのは ⇒ 保険見直し本舗 だけです。
 

保険見直し本舗は、取扱保険会社数も、業界トップクラスの45社以上、店舗数も全国250店舗以上の窓口ですし、強引な勧誘の無い窓口です。
 

天災の備えをしたおきたいときには、保険見直し本舗が おすすめです。
 

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水災(水害)が起きた時の対策

朝の情報番組で水害が起きた時に、被害を大きくしないために出来ること、について紹介されました。
 

1.いざと言うときの非難場所を確認しておく。

2.側溝の掃除をしておく。
※側溝に枯れ木や葉などが詰まると水が溢れやすくなるのを防ぐ。

3.逃げるときは、長靴よりもスニーカーの方が良い。
※長靴は水が入り動き辛くなる。

4.レインコートを着て、傘を持つ。
※傘は、障害物をよけたり、水中の障害物を見つける為の、杖代わりに使う。

5.冠水する前に非難する。

 

台風も、今年は、今までとは異なる経路を通過しています。今までの常識が通じなかいことがあります。また、今までの常識が非難の妨げになることもあるようです。
 

出来る限りできる準備に関しても、避難に関しても、いざと言うときに貰える保険金に関しても、充分に気を付けて、早めに早めに対策を取っていきたいですね。
 

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