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お金には賞味期限がある【いま使うべきお金は?】

老後資金

~老後資金を貯めるのと同時に 人生の使いどころも考える~

老後資金について、多くの方が気にするのは「いくら必要?」ということです。もちろん、それはとても大切です。でもそれと同時に、お金は「いくら持つか」だけではなく「いつ使うか」も同じくらい大切です。なぜなら、お金には賞味期限があるからです。

20代・30代でしか買えないもの

  • 挑戦
  • 留学
  • 転職
  • 子育ての体力
  • 恋愛や結婚の機会

若さは、お金では買えません。

40代・50代でしか買えないもの

  • 子どもとの時間
  • 親との時間
  • 家族旅行
  • キャリア形成
  • 夢への再挑戦

あとでお金があっても、同じ家族構成では戻れません。

60代以降で価値が増すもの

  • 健康
  • 人とのつながり
  • 趣味
  • 学び
  • 心地よい住環境

若い頃は見えなかった価値が見えてきます。

同じ100万円でも価値は同じではない

筆者も20歳の頃、海外に短期留学しましたが、今振り返ると、あの経験はその後の私の人生に大きな影響を与えています。

もちろん今でもその地へ行くことはできます。でも20歳の私が見た景色と、今の私が見る景色は違いますし、その後の人生に与える影響も変わります。

出会う人も違う。感じることも違う。その後の人生の選び方も変わってきます。同じお金を使ったとしても、得られるものは同じではありません。

お金には使える時期、使えない時期もある

またお金には使える時期と使えない時期というものもあります。例えばペット。

ペットを飼うということは、その子の一生に責任を持つということ。その為年齢が上がるとともに、軽い気持ちで迎えることはできなくなります。

人生には期限のあるお金の使い方があり「いつか」と思っているうちに、気づけば期限が来てしまった。そんな事は沢山あるのです。

時間は戻らない。でもお金は戻る可能性がある

誰でも、お金を使うことに不安が感じるものと思います。将来が心配。老後も心配。今は特にそんな時代ですものね。

特に昭和時代を生きたお年寄りたちのように、金銭価値が今と変わらないならまだしも、今を生きる私たちにとって、何十年も先に金銭価値が変わっていないなんて、そんなことはそうそうないと思われます。だからこれからのインフレ老後を、とても怖く思うのは誰しも同じと思います。

その為に、私たちは使うことよりも貯めることを、優先してきた部分があるかもしれません。

もちろん貯蓄は大切。備えも必要。でもお金の使い方と同時に考えなければならないのは、時間は戻らない。ということ。そして、それに相反して、お金は戻ってくる可能性がある。ということ。

働くこともできます。投資で増えることもあります。節約することもできます。でも、今日という一日は二度と戻ってきません。

「今を失わないためのお金」もある

お金というと、将来のために使うものだと思われがちです。けれど、今を守るためのお金もあります。例えば、少し良い衣服を買うこと。家族と外食すること。会いたい人に会いに行くこと。旅行に出かけること。趣味を楽しむこと。

それらは浪費とは限らないかもしれません。人生には、投資信託の利回りでは測れない価値があります。

思い出。経験。人との時間。それらは通帳には残りませんが、人生には確かに残ります。もし今しかない時間だとしたら。もしこの時間が二度と戻らないとしたら。何を大切にしたいだろう。何にお金を使いたいだろう。何を後悔したくないだろう。

お金を貯めることは未来を守ること。でも、お金を使うことは今を生きること。特に老後を前に、そういう点でのお金の使い方を一度見直してみるのも、必要かもしれません。