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高齢親のお金を守る為の「意外な一歩」とは?

高齢者のお金を守る 老後資金

高齢者がよく口にする「子どもに迷惑をかけたくない」という言葉。 これは心理学では 「セルフ・ネグレクト(自己放任)」の初期兆候 とも言われ、 “自分の困りごとを他者に共有しない”という行動につながることがあります。

結果として、 ・孤立 ・判断の偏り ・外部の人への過度な信頼 が起こりやすくなります。私の両親も例外ではありませんでした。

各種営業が“家族のような存在”になる心理的メカニズム

両親の住むマンションには、某営業の方が頻繁に出入りしていました。 高齢者が多い環境では、こうした「定期的に訪れる外部の人」が特別な存在になりやすくなります。

これは心理学で 「単純接触効果」 と呼ばれ、 人は“頻繁に会う人”に好意や信頼を抱きやすくなります。さらに高齢者は、 ・社会的ネットワークの縮小 ・日常の会話相手の減少 ・孤独感の増加 が重なるため、訪問者との時間が“心の支え”になることがあります。

その結果、 商品よりも「人」を信頼してしまう という現象が起こってしまいます。私の両親も必要以上の商品に加入していたのは、まさにこの心理構造の影響でした。

父の死で気づいた「関係の非対称性」

しかし、父が亡くなった際、解約のために営業の方へ電話すると、 お悔やみの言葉もなく事務的に手続きを進めるだけでした。父の存命中にまるで我が子のように、私よりも家に出入りしていた人とは思えないやりとりに、絶句したのを覚えています。

もちろん、これは営業の方が悪いわけではありません。 しかしここで浮き彫りになるのは、 「高齢者が感じていた関係性」と「営業側の関係性」が一致していない という事実でした。

専門的には 「擬似家族化」 と呼ばれ、 高齢者が“家族のように感じている相手”が、実際には“ビジネス関係”であるというズレが生じます。このズレは、 高齢者の判断を誤らせる大きな要因 になる訳です。

高齢者のお金を守る鍵は「金融リテラシー」よりも“孤独対策”

多くの人は「騙されないように金融知識をつけよう」と考えます。 しかし研究では、 高齢者の消費トラブルの最大の要因は“孤独”である ことが繰り返し示されています。

孤独は、 ・判断力の低下 ・依存的な関係の形成 ・過度な信頼 ・断りづらさの増加 を引き起こします。つまり、 高齢者のお金を守るために必要なのは、 金融教育よりも「孤独を減らすこと」 なのです。

高齢者のお金を守る最大の防御力とは

高齢者の消費トラブルを防ぐために有効なのは 「相談できる家族がいること」 そして 「相談しても迷惑ではないと思える関係性」 です。これは社会福祉の領域では 「ソーシャル・サポート」 と呼ばれ、 高齢者の健康・判断力・生活満足度を大きく左右する要因となっています。

家族が“相談の受け皿”になること。それは 外部の人との関係が過度に深まることを防ぎ、 結果としてお金のトラブルも減らすことができる、すぐできる最大の防御策です。

介護は「寂しさを一人で抱えさせないこと」から

介護というと、食事や病院、身体のケアを思い浮かべる方が多いかもしれません。 しかし専門的には、介護の最初のステップは 「孤独の緩和」

孤独は、 認知機能の低下 うつ症状 判断力の低下 を引き起こすため、 結果として“お金のリスク”にも直結します。大切な親のお金が、納得のいかない支出にならないように、寄り添ってあげることは、家族みんなの未来のお金を守る事にも繋がります。

高齢者のお金を守るというのは、 通帳を守ることだけではありません。その人の心を孤独から守ること。 それが、最も根本的な予防策になり得ます。もしご両親様と疎遠になっていたら、ぜひご連絡をして差し上げてみてはいかがでしょうか。

下記の記事では次の一歩をまとめています↓