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夜になると不安ばかり考えてしまう時 ~反芻思考と上手につき合う5つのヒント~

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昼間は何とか過ごせていたのに、夜になると急に不安が押し寄せてくる。

「この先どうなるんだろう。」
「もし悪い方向に進んでしまったら…。」
「過去にああしていれば、違う未来があったのかな。」

眠ろうとしているのに、頭の中では同じ考えが何度も何度も繰り返される。そんな夜を過ごしたことはありませんか。

実は、このような「反芻思考(はんすうしこう)」は、決して珍しいものではありません。「自分は考えすぎなんだ」と責める必要もありません。夜という時間そのものが、不安を大きく感じやすい時間帯だからです。

昼間は仕事や家事、人との会話などで意識は外へ向いています。ところが夜になり静かになると、脳は「まだ解決していない問題はないだろうか」と探し始めます。

しかも疲れている夜の脳は、冷静に答えを見つける力は少し弱くなっている一方で、不安だけは大きく感じやすくなっています。つまり、夜に浮かぶ考えは「現実が悪い」というより、「疲れた脳が危険を探している状態」なのです。

夜は「考える時間」ではなく「休む時間」

夜に浮かぶ悩みは、どれも人生にとって大切なことばかりかもしれません。だからこそ、夜に結論を出そうとしなくて大丈夫です。心の中で、こんな言葉をかけてみてはいかがでしょうか。

「この問題は大切だからこそ、元気な明日の自分に任せよう。」

夜は、人生会議を開く時間ではありません。身体と心を休ませる時間なのです。

頭の中ではなく、紙に預ける

「考えないようにしよう」とすると、かえって考え続けてしまうことがあります。そんな時は、不安を紙に書いてみるのもお勧めです。例えば、

・将来のことが心配
・仕事のことが気になる
・体調が不安

そして最後に「明日考える」と書き添えます。脳は「忘れない」と分かるだけで安心しやすくなると言われています。

身体を安心させる

不安は頭で感じていますが、安心は身体から作ることもできます。

温かい飲み物を飲む。
毛布に包まれる。
胸やお腹にそっと手を当てる。
ゆっくり息を吐く。

身体が「今は安全だよ」と教えてくれると、脳も少しずつ落ち着いてきます。

「考える」ではなく、「気づく」

反芻思考が始まると、私たちはその考えの中に入り込んでしまいがちです。そんな時は、一歩だけ離れてみてはいかがでしょうか。

例えば、
「また未来のことを考えているな。」
「胸が少し苦しくなってきたな。」
「不安の波が来ているな。」

そんなふうに、自分を静かに観察してみてください。不安を追い払う必要はありません。ただ気づくだけでも、心との距離は少し変わってきます。

今日あった「安心」を一つ探す

私たちの脳は、危険を見つけるのが得意です。だからこそ意識して「安心」も探してみるのも良いかもしれません。例えば、

・今日はご飯が食べられた。
・少し笑えた。
・外の風が気持ちよかった。
・誰かと話ができた。
・お風呂に入れた。

どんな小さなことでも構いません。不安だけではなく、安心にも目を向ける。その積み重ねが、心のバランスを少しずつ整えてくれる筈です。

おわりに

夜に考えたことが、翌朝になると「昨夜はどうしてあんなに不安だったんだろう」と感じた経験があるかもしれません。それは、あなたが弱いからではなく、夜の脳は不安を大きく感じやすいという特徴があるからです。

だから、もしまた 夜に反芻思考が始まったら、思い出してみてください。

夜は、人生を決める時間ではありません。夜は自分を休ませる時間です。

未来は、眠れないまま考え続けることで良くなることはあまりありません。でも、しっかり休んだ翌日の自分は、昨日より少しだけ穏やかな気持ちで物事を見つめられるかもしれません。

どうか今夜は、答えを探すことよりも、自分を休ませることを優先してあげてくださいね。