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お金が貯まらない人の心のクセ ”脳の仕組み” 5つの心理学

老後資金

~「意思が弱いから」ではなく、脳の仕組みが関係している~

「節約しようと思っているのに、なぜかお金が残らない」「無駄遣いしているつもりはないのに、気づくと口座残高が減っている」「だって必要だったんだもの…」そんな経験はありませんか?

お金が貯まらない理由を「自分は意思が弱いから」「我慢できない性格だから」と考えてしまう人もいます。私も勿論その一人でした。しかし実際には、お金の使い方には、人間なら誰でも持っている心理的なクセが関係しているようです。

大切なのは、自分を責めることではなく「なぜそう行動してしまうのか」を知ること。お金を貯めるにも人間の心の心理を知ることは、とても大切なようです。人の心理を知ってお金を貯める、そんなお話を書いています。

そんな5つの心理とは?

現在バイアス

「今の満足」を優先してしまうこと。

人間の脳は、遠い未来の利益より、目の前の楽しさを優先しやすい性質があります。大概の方は「そうそう」と感じる筈です。これを、現在バイアスと呼びます。例えば、「老後のために1万円貯める」より、「今、欲しかったものを買う」方が、心理的には魅力的に感じます。

どうしても目の前のものを食べたくなるし、欲しくなる。これは意思が弱いからではありません。脳が「今すぐ得られる喜び」を強く評価する仕組みを持っているためです。だからこそ、貯蓄においては意志ではなく、仕組みにすることが大切です。

・給料日に自動積立する ・先取り貯蓄をする ・使う口座と貯める口座を分ける

こうした方法は、脳のクセを味方につける方法です。

感情的消費

「頑張った自分へのご褒美」が増えること。

仕事で疲れた日。嫌なことがあった日。人間関係で傷ついた日。そんな時、「これくらいいいよね」と思って買い物をした経験はありませんか?誰でもきっとあると思います。

人がストレスを感じ、その苦痛を和らげるために、快楽や安心を求めることを心理学では、感情的消費として研究されています。

問題なのは、楽しみに使うことではなくて「心を回復するためのお金」と「不安をごまかすためのお金」を区別できないこと。

そう考えてみると、不安をごまかすお金として使っていることは、意外と多いのではないかと思います。

小さな支出を軽視する

塵も積もれば大きな差になります。「数百円だから」「毎月少しだから」と思う支出があります。しかし、小さな支出ほど、気づきにくく長く続きます。例えば、

・使っていないサブスク ・何となく続けているサービス ・習慣化したコンビニ利用

などなど。一つ一つは小さくても、長期間続けば大きな金額になってしまいます。

社会的比較

周りと比較してしまうと、自分だけの基準で生きることが難しくなってしまいます。周囲を見ることで、「自分は大丈夫か」を判断することを、心理学では、社会的比較と呼ばれています。

SNSで、旅行、高級品、豊かな暮らし、を見ると「自分も同じようにしなければ」「自分も同じようにしたいな」と感じることが多々あるのではないでしょうか。。しかし、他人の見えている部分と、自分の現実を比較しても、本当の豊かさは分かりません。

お金を守る人は「他人の生活」ではなく、「自分が大切にしたい生活」を基準にしています。一度、その人と本当に同じことをしたいのか?を考えてみてください。

もしかしたら同じことを味わいたいのは「感情」であって、別にその他人と選択肢を同じにする必要があるのかどうか?=違う者でも同じ感情が満たされるのかもしれない、が見えてくるのではないかと思います。

回避行動

回避行動は、不安からお金の問題を見ないことです。「家計簿を見るのが怖い」「銀行残高を確認したくない」「老後のお金を考えたくない」こうした気持ちは、珍しいものではありません。実際これを書いている私もそうです。お金が減っていく様なんて、意を決しないと怖くて不安で確認できません。

人間には、不快なものから距離を置こうとする心理があります。これを、回避行動といいます。

一時的には安心できるかもしれません。しかし、見ないことで問題が解決するわけではありません。むしろ、小さな問題が大きくなる可能性があります。お金を守る第一歩は、現実を見る勇気です。

お金が貯まる人は「我慢している人」?

お金が貯まる人というと、何でも我慢しているイメージがあります。しかし実際には、そうではありません。

お金を大切に使う人は、「何に使うか」が明確。大切な人との時間 ・健康 ・学び ・人生を豊かにする経験には、必要なお金を使い、一方で「何となく使っているお金」を減らしています。

私たちの頭の中には色々な感情が、日々渦巻いています。なのでお金の問題は、数字だけでは解決できません。

・疲れている時ほど使う ・不安な時ほど買いたくなる ・比較すると欲しくなる

人により、そしてその時々によりそのクセは違ってくるのではないかと思います。なので自分の心のクセが発動した瞬間を捉える事も大切かもしれません。クセを知ることで、お金との付き合い方は変えられます。

自分の心と上手につき合いながら、未来の自分を守る力です。