【自助年金】個人年金保険と確定拠出年金 どっちがいい?一問一答

確定拠出年金と個人年金保険の違い

老後資金対策として、厚生年金や国民年金の他に、自分で貯められるものとして、3つの年金があります。国の年金は毎年 すこしずつ減っていく事も多い時代。自分で自分の老後のお金(年金)を貯める事は必須です。
 

とはいえ、自分の身を自分で守る3つの年金は、どれも老後に年金のように受け取ったり、一時金として受け取ったりできるので、何となく違いが見えてこないもの。
 

そこで、どこがどう違うのか?一問一答形式でまとめました。
 



自助努力の3つの年金とは?

自分で自分の身を守る「自助年金」には、民間保険会社の「個人年金保険(定額年金と変額年金)、そして証券会社などで運用できる「確定拠出年金」があります
 

積み立てた額の運用方法は?

●個人年金保険 2種類あり:

1)将来受け取る年金額の元手となる資金が確定または、最低保証されている「定額年金」

2)保険会社の運用実績次第で年金原資が増減する「変額年金」
 

●確定拠出年金:

取扱金融機関が提示する運用商品の中から、加入者自身で商品を選択し運用。運用商品には、預貯金、保険商品、投資信託、信託などがあり。預貯金型を選べば、原資は減らない。
 



加入するには?

●個人年金保険: 保険会社
 

●確定拠出年金: 確定拠出年金取り扱いのある銀行や信用金庫、証券会社や保険会社
 

運用は誰がする?

●個人年金保険: 保険会社が運用する
 

●確定拠出年金: 加入者が投資する商品や金額を決める。
 



解約は出来る?

●個人年金保険: 中途解約が可能。ただし、払込保険料総額を下回る可能性あり。
 

●確定拠出年金: 60歳まで引き出し不可。
 

所得控除は?

●個人年金保険: 契約年度にもよるが、平成24年以降の契約に関しては、最高4万円が所得控除対象。
 

●確定拠出年金: 掛金の全てをが所得控除対象。
 

年金受け取り時

●個人年金保険: 契約者と年金受取人が同じの場合、毎年受け取る年金は「雑所得」扱いで、課税対象。
 

●確定拠出年金: 一時金で受け取った場合「退職所得控除」の対象。年金で受け取った場合「雑所得」で「公的年金等控除」の対象。
 

運用について

●個人年金保険: 契約時の運用方針で長期間運用。なので、インフレなどにより資産の目減りの可能性があり。
 

●確定拠出年金: 自分で運用商品を預け替えなどが出来るため、途中で変更することが可能。
 

個人年金保険と個人型確定拠出年金の違い まとめ

運用をお任せしたいなら個人年金保険。自分で世の中の情勢に合わせて運用したいなら個人型確定拠出年金。そして税制優遇のメリットを受けたいなら、個人型確定拠出年金。となります。
 

補足:個人年金保険まとめ

ただ、注意しなければならないのが、うっかり保険会社の個人年金保険は安心だと思って居たら、それは「変額保険」であったという事があります。
 

「変額保険」の場合には、資産が大きく増減する可能性があります。増えれば結果オーライですが、老後資金作りの年金保険が大きく目減りしては困ります。ですが中には 変額保険を投資が出来る年金として、良い面ばかりを謳って居る営業担当もいます。変額保険は充分に検討し 加入には気を付けてください。

結果として自分で作る年金としては3つです。
 

・個人型確定拠出年金と
・個人型年金保険(定額保険)と
・個人型年金保険(変額保険)
 

関連記事:騙されない保険の入り方

もう騙されない! 高額保険の罠から逃げて【家計費節約や年金老後の為にすべきこと】


 

確定拠出年金まとめ

確定拠出年金は、私は 楽天証券 を利用していますので、確定拠出年金のカテゴリーでも詳しくレビューしています。
 

追記:2017年6月から確定拠出年金を始めて7か月目。毎月23000円ずつ、ぽちぽち積み立てていますが、利回り20%を超えています。(もちろん利回りは上がり下がりしますので、現時点での話です)
 

確定拠出年金

確定拠出年金 資産推移

追記:2022年1月現在は利回り10%です。とはいえ銀行に預けていても増えない時代、そして現在の株価暴落の中での10%超えですので大満足です。もちろん、コロナ禍ですので 今後もっと下がるリスクもありますが、まずは楽天証券で口座を開設しておいて、確定拠出年金に加入して良かった、と感じています。
 

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