ネットで戒名を頼んでみた お坊さん便の口コミ評判。最愛の父を亡くして

ネットで戒名を頼んでみた お坊さん便の口コミ評判

最愛の父が亡くなりました。喪主は一応 高齢の母でしたが、死後いろいろと起こる「しなければならないこと」には とても対処が出来ない年齢でした。そこで娘の私がすべてを取り仕切っています。
 



ネットで戒名を頼んだ【お坊さん便とは】ご仏壇屋さんの評判は

寺のない我が家では、お葬式や49日においての読経は、式場の方にお坊さんを手配してもらっていました。また戒名については、最初はつけないつもりでいました。
 

というのも今は、戒名を付けない人も増えてきているそうで。それに、亡くなった後、名前が変わってしまうと、父が父でなくなってしまう寂しさが生まれる気がしていたからです。
 

しかし、最終的にお坊さんに戒名を付けていただきました。頼んだのは、ご仏壇やさんで教えていただいた「お坊さん便」です。
 

ご仏壇屋さんは、お坊さん便と何の関連もありませんが、気さくな店主さんが「お坊さん便が安いよ!評判もいいよ!」と教えてくれたからです。
 



戒名授与の相場は?

戒名授与の相場は、とても高額と聞いていました。ネットで調べてみても、通常の位である「信士・信女」で30万円くらい。その上の「居士・大姉」で50万~80万円くらいでした。
 

参考:戒名は2万円~100万円 戒名の相場とランクを選ぶ基準
 

私が頼んだお坊さん便は2万円でした。
 

東北に住む親族は、本家の為、お葬式にお坊さんに来ていただくのも3人。そして80万円かかったと言います。お坊さんへのお布施の料金は、本当にまちまちと言われていますが、私はお坊さん便で戒名を付けていただいて、とても納得しています。きっと父も「良いところを選んだ!」と天国で褒めてくれていることでしょう。
 



お坊さん便の評判

父の仏壇は、TVでも時々紹介される大手の製造メーカーから購入したのですが、そこの店長さんが「お坊さん便は評判が良い」と言ったのですから、きっと評判は悪くはないのでしょう。
 

お坊さんは、父の生前の過ごしてきた日々の事を聞いてくださり、父に適した戒名を付けてくださいました。私の希望も入っているので、戒名自体の一文字一文字の意味が、私にとっても心にしみる戒名となりました。我が家として、とても納得できた戒名を付けていただくことが出来ました。
 



お坊さん便で戒名が授与されるまで

まず、電話で資料を申し込みました。資料の内容は、葬儀から49日から一周忌から戒名から、香典返しなどなど 何から何まで、初めての葬儀でも分かるよう説明されていました。また親族の気持ちに寄り添った内容でした。戒名をお願いした後=これからもきっと 何かの折につけて調べたいことが出てくるだろうと思われましたので、大切に保管しておきます。
 



戒名をお願いすると、お坊さん便から連絡があります。私の場合はクレジットカード払いにしましたので、支払いを済ませると、お坊さん便から受注内容の確認としてお手紙が届きます。
 

戒名授与手配報告書
 

私の場合、お願いした後、訂正がありましたが、それに対しても、きちんと再度手配報告書を再送してくださりました。
 

お坊さんから連絡が入ります

お坊さんからお電話をいただきました。通常はここで、戒名を決めるために父の生前の様子などなどをお坊さんとお話します。しかし私の場合は、高齢の母の意見も聞く必要がありました。かといって、母が直接 お坊さんとお話を上手くできるか・・母自身も不安を感じていました。その為、母と相談するためのお坊さんからの質問内容を、先に教えてもらいました。
 

父の人柄
父の趣味
父の仕事
入れたい文字などなど
 

お坊さんから数点の質問をいただきまして、母と検討の上、お坊さんに連絡をさせていただきました。
 

戒名が決まる

戒名は、お坊さんが2つほど用意してくださいました。すべての戒名の文字の意味も教えてくださいました。
 

〇の文字は~の意味です。〇の文字は~の意味です。〇の文字は~と、一つ一つご丁寧に教えてくださいました。そして、そのうえで、その戒名を見て、希望などがあれば何でもどうぞ、と言ってくださいました。
 

そこで母とじっくり相談の上、1点希望を伝えました。
 

結果、いただきました戒名は、もうこれ以上のものはない、と思える戒名を付けていただくことができました。戒名には、父の生前の笑顔が浮かぶ文字、歌声が聞こえる文字、性格をあらわす文字、父の名前、すべてが入りました。父の笑顔や声が戒名から見えてくる、聞こえてくるような気がするのです。
 

戒名授与書が届いた

最後に、戒名授与書が届きました。戒名の意味やお坊さんのお名前がかかれた授与書。これは額に入れて飾っておきたいのですが、どうなのでしょうか・・?そういう戒名授与書を額入れしているのを、私は見たことが無いのですが、戒名授与書は、家族にとって ものすごく大切な宝物となりました。
 

戒名授与
 

お坊さん便で戒名授与をお願いして まとめ

初めてのお付き合いとなるお坊さんをご紹介していただき、緊張もありましたが、初めてだからこそ、の良さもあるのではないか?と思います。それほどご丁寧な対応をしていただきました。あまり金額を言うのはなんですが、2万円でいただいた戒名としては、大々満足でした。
 

それに、お坊さん便では無料会員登録をすれば、例えば戒名に納得がいかなかったときには再度、戒名を付けなおしてもらえます。なので、納得できる戒名が必ずもらえると思います。
 

人が生まれた時には、その親が名前を付けてくれるものですが、亡くなる時には、その伴侶や子供たちが名前を付けて 天国へと送り出します。
 

私は お坊さん便で「父に付けてあげて良かったと思える戒名」に出会えました。
 

それにしても、人が一人亡くなった後というものは、悲しむ時間も無いほど忙しいですね。お役所関係の手続きも、どんなに急いでも 丸2か月はかかりましたし、その後も次々と各種手続き書類は ひっきりなしに届きます。父は病院の看護ミスが死の原因となった感もあるので、今後 弁護士事務所にも行くつもりです。まだまだ亡くなった父のための時間を過ごす日々が続いています。
 

追記)この5年後、母が亡くなりました。その時にもお坊さん便で母の戒名を付けていただきました。また、父と同じお坊さんにお願いしたかったため、それも伝えました。その後、電話でいただいたお坊さんの声に懐かしさを感じながら、私は母の戒名に父とそっくりな戒名の希望を伝えました。4文字の戒名の中で2文字を父と同じ戒名を希望したのです。
 

母の死後は、夫婦位牌(二人で一つの位牌)を作りましたが、二人の似た戒名が仲良く位牌の中に並んでいるのを見るたび、私の気持ちに沿った弔い方が出来たと思っています。
 

私が戒名を頼んだのは 定額の戒名授与お坊さん便