ずっと一所懸命に日々を生きてきて、ようやくたどり着いた老後。今までの忙しさから解放されて、ゆっくりとした時の流れを感じてみたい。そんな夢を描きながら、自分の理想の生活が出来る地を探す旅にでるセカンドライフ。その第二の人生に望まれるものとして、下記の6つがあります。
1.医療が充実している地域であること。
2.防犯上、近所から孤立した土地でないこと
3.防災上、なるべく近隣住民が多い地域であること
4.足腰を痛めても生活できる建物であること(エレベータがあるなど)。
5.家の維持費が高くない事。
6.食料品店が近くにある事。
7.衣料品店が近くにある事。
人それぞれ望むものは異なる事は横に置いておいて、生活しやすい老後の日々を送る事を考えると、上記の7つが揃っていると、例え体が動きづらくなっても、より生活はしやすくなると思います。下記からその理由を一つ一つ見ていきたいと思います。
1.医療が充実している地域であること
老後は病気に悩まされることが多々あり、やはり通院に便利な地域が望まれます。また命に関わる大きな病気の場合には、余命にも大きくかかわります。苦痛を感じながらの生活は、出来るだけ避けたいと誰もが望むと思われますので、やはり医療が充実した地域で住むことが安心材料の一つとなります。
2.防犯上、近所から孤立した土地でないこと
昨今、過疎地域に住む高齢者を狙った強盗事件が発生しています。やはり隣近所と距離がある地域よりも近くに隣人がいる方が狙われにくくなります。命を守るため、強盗など悪い奴らに狙われにくくするため=防御策として、距離的に隣近所の住宅が近い方が安心です。
3.防災上、なるべく近隣住民が多い地域であること
これも上記と同じく、強盗などに襲われなくとも、自然災害に見舞われることはあります。水が出なくなる、電気がつかなくなる、台風や竜巻などで屋根が飛ぶなどなど、思いもかけない事態がある日突然やってくるかもしれません。そんな時に孤立した地域に住んでいると、行政の助けがなかなか来ないかもしれません。高齢になればなるほど、あらゆるストレスは命に関わりますので、行政の動きに取り残されない地域の方が安心かもしれません。
4.足腰を痛めても生活できる建物であること
高齢になると一軒家でも平屋建てが勧められますが、マンションなどの集合住宅の場合はエレベーターがあるかどうか?が問題となります。エレベーターが無いと買い物したものを階段で持っていくのも大変です。もしもエレベーターがない集合住宅の場合には1階を選んだ方が安心です。
5.家の維持費が高くない事
中古住宅一軒家の場合には、修繕費という大きな出費がなるべく出ないと思われる住宅を選びます。集合住宅の場合には、管理費と修繕積立金が高くない住宅を選びます。また借地権付きの建物の場合には、月の維持費が「管理費と修繕費」の他に「借地権料」がプラスされます。管理費と修繕費が安くとも、結果として「借地権」を足すと毎月の支払いが高くなります。シニアになってから集合住宅を購入する場合には、月の維持費の総額が高くならない様に注意します。
6.食料品店が近くにある事
今はネットスーパーがありますので、そんなに困る事は無くなってきていますが、食料品店が近くにあるに越したことはありません。日々の散歩の一つとして買い物に行くのも楽しいと思います。
7.衣料品店が近くにある事
なんでもネットで買える時代になりましたが、問題は衣料品です。下着はなんでも良いでしょうが、それ以外の衣類に関しては、やはり試着してみない事にはサイズも色合いもデザインも、自分に似合うかどうか分かりません。いつも同じ服を着ているよりも、年を重ねてからはより、清潔で似合う衣服を身に着けている事が運も引き寄せてくれることが多々あります。衣料品店が徒歩範囲にある方が便利です。
ただし、これは一番難しい点ともなりそうです。今は個人店の衣料品店も少ないですし、個人店の場合には種類も少なくなります。結果として大きなショッピングモールが家の近くにあれば、それは一番かと思います。
関東圏の移住しやすい街と全国移住相談窓口情報
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