2DKの母の家の遺品整理を一人で行った娘の私が覚えた「スッキリ部屋が片付く!モノの捨て方」まとめです。
母が亡くなり、遺品整理をしています。今は、遺品整理専門に、一気に家中の遺品を片付けてくれる業者がいますが、頼むと金額的にはウン十万円します。また、基本的に廃棄することがメインになります。なので家族が生きた証を「残しておくか、それとも廃棄するか」一つ一つのモノに関して供養のつもりで片づけをしたい時には、やはり家族で遺品整理することになると思います。
遺品整理でなくとも、ごちゃごちゃした部屋を片付けたい時には使える方法、手順です。我が家は母の遺品整理を終えた後、自分の家で同じことを実践し、ただいま「お部屋スッキリ改造」を実施中です。
部屋が片付かない理由
我が家は大きなものは業者に引き取ってもらい、その他の細々とした片づけは、娘の私一人で行いました。そして今回、母の遺品整理をする中で、今まで(母の家ではなく)「娘の私の家」が散らかっていた原因がはっきりとわかりました。私の家は、私たち家族が片付けが出来ないのではなく、モノの捨て方が分からなかったから、でした。
私たち夫婦も50代半ばを過ぎ、今後、自分たちの身に何かあった際、子どもに手間をかけさせない様、生前整理が必要ですし、やはり部屋はすっきりと明るく片付いている事が、日々の生活の質も上がり、タイムパフォーマンスも上がり、大切なことだと感じました。
そこでこのページでは、モノの捨て方をメインとした片づけ方法 をまとめています。気づけば要らない物が部屋中に沢山あるのよね。。という方、捨て方が分かると片付けが進み、毎日部屋も心もスッキリとしていきますよ。モノの捨て方が分かれば、片付けが大好きな人に変身できます。
ミニマリストの方などは、とてもシンプルに「買う買わない」の時点から考え、とても美しく部屋を整えていらっしゃいますが、そうでない私のような人が大多数だと思います。片付けが出来ない人は、何よりもまず、モノの捨て方が分からないのではないでしょうか。だからどんどんとモノが溜まっていってしまうのだと気付きました。
モノの捨て方が分かれば、あとは部屋の整理は早いものです。
そこで母の遺品整理をする中で覚えた「モノの廃棄方法」「廃棄方法の知恵」「廃棄方法の情報」などを、まとめてみました。廃棄することが簡単になってくると、どんどんと家は片付きますよ。
遺品整理や部屋の不要物廃棄の基本行動
1.自分の住む地方自治体のゴミ分別表のURLを登録しておく
2.自分の住む役所にある「ゴミ分別問い合わせ窓口」の電話番号を調べておく
3.自分の住む自治体で粗大ごみ持ち込みが可能か調べる。
4.不要ゴミ引き取り業者を調べる
5.リサイクル店を調べる
6.パソコンや携帯のデータ消去、廃棄業者を探す
自分の住む地方自治体のゴミ分別表のURLを登録
ゴミの分別は、とても細かくなっています。これがまず、捨てるのが面倒になってしまう理由です。ま。。後で使うかもしれないし・・なんて、言い訳を付けて捨てるのをやめ部屋のどこかに置いてしまいます。金属、紙、割れ物、びん:アルミ缶、有害ごみ、繊維、割れ物、電池、土など。何かを捨てようと思った時には、それらを正しく捨てる為に「調べる事」が意外と面倒だったりします。数々のゴミが部屋に貯まり始めてしまうと猶更のこと、考える事を放棄してしまいます。
まずはこの状況を打破する第一歩は、ゴミの分別に慣れる事です。そこで、どこの自治体にも「ゴミ分別一覧表」がHPに掲載されていたり、配布されたりしています。
まとめ:ゴミ分別表のURLをスマホに登録。配布物なら手の届きやすい所に置いておく。それらを常に見る習慣をつけます。
自分の住む役所にある「ゴミ分別問い合わせ窓口」の電話番号を調べておく
私の住む街では「資源循環課」というのが、ゴミ分別に悩んだ時の問い合わせ窓口です。役所から定期的に配布されるお知らせ冊子や、役所のHPにも、ゴミ分別の窓口の電話番号が掲載されいるかと思います。もし分からなくても、役所の代表番号に電話をすれば担当課に繋いでくれます。
小さなごみの分別で電話していいの?と思われるかもしれませんが、お仕事の担当課として広報や行政のHPに連絡先として載っているのですから、問い合わせて大丈夫です。丁寧に教えてくれますよ。例えば私が母の遺品整理時に悩んだものの一つに、裁縫が得意だった母の遺した大量の「針」があります。針が金属で廃棄するのは分かったのですが、針は、そのまま捨てると危険ですので、廃棄方法に悩み相談しました。そして得た回答は「金属の空き缶に針を入れて捨ててください」との事でした。最初は担当課の方も、どうやって廃棄したら良いものか?と悩まれていましたよ。なので、素人の私たちが廃棄方法に悩むことがあるのは止むをえません。廃棄方法に悩んだ時には、間違えて廃棄して近隣の方やごみ収集の方に迷惑をかけるより、担当課に電話して指示を仰いだ方が、良いと思います。
まとめ:困った時の相談窓口となる「ゴミ分別担当課」の電話番号を調べておきます。
自分の住む自治体で粗大ごみ持ち込みが可能か調べる
粗大ごみ廃棄の料金は、その自治体により異なります。とはいえ例えば東京では、粗大ごみ1つ捨てるのに何千円とかかるものがあります。また東京23区の粗大ごみは一辺30cm以上の所もあります。そうなるともう、ほぼすべて粗大ごみと言っても過言ではなくなってしまいますよね。そんな粗大ごみを一点ずつ捨てていたのでは、ゴミ捨てにかなりの金額がかかってきます。なので粗大ごみが溜まってしまう家も出てきます。
しかし、それぞれの自治体には、引っ越しや遺品整理などなどで出るゴミを持ち込みできるセンターなどがある事が多いと思います。予約が必須の自治体もあれば、予約不要の自治体もあります。また一年に一回10点まで、と制限がある地域もありますし、点数制限はなく、重量で金額が決まるところもあります。それぞれ自治体により持ち込みに関するルールは異なるのですが、あれば利用すると部屋の片づけは大きく進み、粗大ごみが家の中から消えると、部屋はぐんと美しくさっぱりとしてきます。
まとめ:粗大ごみ持ち込みセンターがあるかどうか、自治体に確認します。
不要ゴミ引き取り業者を調べる
どんなに頑張ってゴミを廃棄しても、なんだかどう廃棄したらよいか分からない物も出てきます。例えば、最近ではアスベスト含有した珪藻土のバスマットなど、通常に廃棄してはいけないものだって、家の中にあるかもしれません。そんな時には、不要ゴミ引き取り業者を調べて電話で確認してみます。
例えばその点においても、私の場合は、前述の行政の窓口「ゴミ分別の担当窓口」に電話をすることで業者を教えてもらえました。役所には、役所と提携したゴミ引き取り業者がいる事が多いです。ごみ廃棄専門の業者なので、そこはプロですからほとんどのモノを引き取ってもらえます。私は遺品整理で困った調味料や化粧品、各種スプレー缶など、廃棄する時にひと手間かけなければならない物をごそっと持っていきました。すべて一人で廃棄する手間暇(スプレー缶の中身を空にするなど)をかけていたら膨大な時間がかかります。しかし業者に持ち込むだけで、多少の費用は掛かるとはいえ、あっという間に片付きます。市と提携している業者であれば信頼もおけます。引き取りは有料です。行政と提携している所ならば、より安心です。引き取りに来てくれない量であっても、自分で持ち込みすれば、引き取って貰えるか電話で確認します。
まとめ:遺品などゴミ引き取り業者を探す。
リサイクル店を調べる
近所に大型のリサイクル店があれば、そこに売れそうなものを持っていきます。箱に入った未使用のブランド食器や、まだ使える家具なども金額は安くとも買い取ってくれますので、粗大ごみなどに出して費用を払うよりは金銭的にプラスです。
また、金庫などはコンクリートが入っているとの事で、通常は廃棄が出来ず、購入した店舗に引き取ってもらう必要があります。しかしネットショッピングで購入した金庫の場合や、どこで購入したか分からない金庫の場合もあります。そうなってくると引き取り先が不明になる事が多々あります。そんな時もリサイクルショップですと、引き取ってくれます。我が家の場合は、遺品整理業者に頼むと、我が家からの支払いである廃棄手数料が5000円でしたが、リサイクルショップに持っていったら500円で買い取って貰えました。
まとめ:ぜひ家の近くに持ち込みが出来るリサイクルショップがあるか探しておきます。
パソコンや携帯のデータ消去、廃棄会社を探す
パソコンや携帯は、その中身のデータが消去されていないと防犯上 廃棄は出来ません。その為、機種を買い替えても古い形態やパソコンが家に残ってしまっていたりします。
そんな時には、回収後、国の認定工場でセキュリティ管理され、安全・確実にリサイクル処理される下記があります。パソコンのみならず、携帯のデータ消去もしてくれるのはありがたいです。また、データ消去証明書も貰えます。
その他 簡易分類
【金属】 針やハサミ、包丁、腕時計、リモコン、ケーブル、古釘、スプーン、スプレー缶など
【紙類】 束ねて資源ごみとして出す
【割れ物】紙にくるんで廃棄する
【有害ごみ】蛍光灯、電池など 自治体により出し方は異なる
※自治体により異なりますので、前述の「自治体別のゴミ分別」に従ってください
【中身が水分のもの】紙に浸すなどして廃棄する
【酒】開封してある残りは、キッチンやトイレに流す。
【土】園芸用品店で引き取ってくれることがある。勝手に公園などに捨てると不法投棄となる。
未開封のお酒は、下記のような買い取り業者に引き取ってもらうのも一案です。
遺品整理・生前整理 基本の考え方
基本的に自分の要不要の判断の他、自分の身になにかあった時に、ジジババの分まで遺品整理をすることにならないようにする。子の事を考えて廃棄するかしないかを決める。=子が判断に迷ったり、捨てたら申し訳ない・・と罪悪感を感じる事の無いよう、出来る限り自分の代で判断して捨てておく
しかし、どうしても要不要に悩むもの、廃棄する勇気はないが家に置いておいても、まず使わない、見ない。というようなものに関しては、私は宅配レンタル倉庫 minikura に預けています。大手の倉庫業者である寺田倉庫が月275円から預かってくれるサブスク。基幹事業の保存保管事業では、ワイン、アート、映像フィルムなど、各商材に適した温湿度管理による保管をする信頼のおける倉庫業者です。
以前、つるの剛士さんがCMをしていた事を覚えている方も多いのではないでしょうか?廃棄するのは、少し待って..と思うようなときにも、一時的にminikuraに預ける、という使い方も出来ます。私は老後に今より少し広めの家に住むことを考え、その時まで倉庫に預かってもらっている「部屋のカーテン」や「写真アルバム」などがあります。あまりに短期間で預けたBOXを取り出すと、取り出し手数料がかかってしまいますが、1年預ければ取り出し手数料もかからず、手元に戻す事が出来ますよ。