厚生労働省は2016年9月13日、100歳以上の高齢者が今月15日時点で、前年比 4124人増の6万5692人に上ると発表しました。
今年度中に100歳を迎える人は今月1日現在、前年比1368人増の3万1747人だそうです。
100歳以上の高齢者数は何と46年連続過去最多を更新!
男女別では、女性が全体の87.6%にあたるそうで、厚生労働省の資料にある「女性は16人に1人が100歳まで生きる時代に」なんて話も、本当にやってくるのかもしれません。
※厚生労働省の資料 100歳まで生きるが当たり前の時代に
都道府県別の100歳人口
都道府県別で人口10万人当たりの人数 Top5は・・
1位 | 島根県 96.25人 |
2位 | 高知県 87. 93人 |
3位 | 鳥取県 84. 84人 |
4位 | 鹿児島県 82. 78人 |
5位 | 香川県 82.60人 |
四国の2県が全国TOP5位に入って居ましたので、他の2県を見てみると、
・愛媛県 75.90人 12位
・徳島県 67.06人 22位
と、こちらも高順位でした。
5位以下10位までは
6位 | 山口県 |
7位 | 宮崎県 |
8位 | 佐賀県 |
9位 | 熊本県 |
10位 | 長野県 |
長寿で有名な地域である県として出てきていないのが、
山梨県 76.29人 11位
沖縄県 70.50人 15位 です。
尚、私の住む埼玉県は全国最下位でして、人口10万人当たり30.97人。
1位の島根県が96.25人だということを考えると、島根県の3割もいない事になります。それでも、私の周りには元気な70~80代のおじさま、おばさまが沢山いらっしゃいますよ。
その他の県のグラフは下記サイトにグラフが掲載されていました。
日本は元気な高齢化社会を迎えていますが、これから私たちが老後を過ごすころには、今よりも高齢者が増え、医療費も年金も苦しい時代がやってくるでしょう。
病気になっても、どれだけ助けてもらえるか分かりません。今の時代のお年寄りの様に手厚い看護を受けられるか・・・?
例えば元気で長生き出来たとしたら、今の私で40代半ばですので、まだやっと「人生の折り返し地点」。働けるのはあと10年ちょっとなのに、余生は40年以上あるとなると、どうやって生きていっていいものやら。
長生きのリスクを感じます。
やはり改めて、今から健康もお金も、出来る限りの備えをしておきたいと思った上記データでした。
健康長寿の島
島根県にも長寿の島がありました。
健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)と平均寿命との間=健康ではない寿命の期間が、男性で9年ほど 女性で12年ほどと言われる日本。
それに対し、島根県の長寿の島「知夫里島」は、何と要介護期間0.51年と言われる、まさに「ピンピンころりの島」です。
以前のテレビ放送「主治医が見つかる診療所」では、知夫里村の長寿の秘訣が紹介されていましたよ。
長寿島の食生活
・島の伝統食:なめ味噌をよく食べる
(なめ味噌とは、調理用の味噌では無く、金山寺味噌・もろみ味噌など
そのまま食べる味噌の事を言うようです)
・食物繊維をよく摂る:海と山に囲まれているため海藻や野菜を良く食べる
・土地の形状:火山活動でできた島の為坂道が多い=インナーマッスルが鍛えられる
また、四国地方では有名な発酵茶がありますね。
徳島県の阿波番茶
高知県の碁石茶
どうやら、発酵食品とその餌となる食物繊維をよく摂り、中強度の運動となる坂道歩きをよくする という生活習慣があるようです。
私も碁石茶を以前に買っていたのですが、ここ最近のみ忘れていたことを思いだしました(^^;
久々に棚から引っ張り出してきまして、今後はちゃんと飲もうと思います。追記:この記事を書いてからは、ずっと毎日飲み続けています。最初はクセがあるように感じましたが、今では全く感じません。すっかり碁石茶の味に慣れているのかもしれません。
奄美大島の食事
以前に放送された「主治医が見つかる診療所」より
理化学研究所 特別招聘研究員 辨野義己農学博士の研究によると、全国平均3倍もの100以上の人口が居る長寿で有名な奄美大島での、ご長寿さんの食生活に共通点が見られました。
●奄美大島のご長寿さんの食生活 (1)
▼1人目(100歳)
朝食:ご飯(茶碗半分)・海苔・豆腐とキノコとワカメの味噌汁・岩海苔・レタス・トマト・いりこ干し・マヨネーズ・野菜のリンゴ酢漬(タマネギ・セロリ・ゴーヤ)
ポイント:食後には必ずチーズとミキ
※ミキとは?
奄美大島の伝統的な発酵飲料、白米・サツマイモ・砂糖で作る。奄美大島ではスーパーなどで売られており、食欲がない時の栄養ドリンクとしても飲まれている。
●奄美大島のご長寿さんの食生活 (2)
▼2人目(100歳)
ある日の食事:安納イモ・モズク・小豆入りお粥
ポイント:味噌を使った伝統料理を多く摂っていた。
※魚味噌(イュン味噌)とは?
焼き魚の身をほぐして味噌と和えた、奄美大島の伝統的な家庭料理。
※奄美大島の粒味噌
100gあたりに含まれる塩分量は、一般的な味噌が約12グラムなのに対して、粒味噌は約7g。塩分が少なめなので、食べる味噌として料理に多く使われる。
※奄美大島の食卓に欠かせない漬け物『パパイヤ漬け』
奄美大島では、まだ熟す前の青いパパイヤを、野菜としてサラダや炒め物、漬け物など、様々な料理に使っている。パパイヤを粒味噌に1週間程漬け込んだのが、パパイヤの味噌漬け。発酵食品であり、かつ食物繊維たっぷりの食べ物。
長寿の方の多い奄美大島では、「発酵食品と食物繊維を、小さい頃から一緒に摂る文化があった」ということからも、食物繊維は乳酸菌の餌となり、善玉菌を増やす力を持っているため、一緒に摂ると、より効果的である。ということが、研究の結果からも分かったそうです。
ここでもやはり、積極的に乳酸菌と食物繊維を摂ることが健康長寿の秘訣のようです。
長生きの秘訣。食物酵素の役割と摂取方法!ポイント4つと注意点
「酵素」には「消化酵素」と「代謝酵素」の二つがあります。この酵素の無駄使いをしない事が、健康に長生きをする秘訣です。
よく「ダイエットに酵素が効く!」とは言いますが、健康長寿にも大きく関係があるんですね。
ですが、この酵素、残念な事に、年齢と共にだんだんと体内で作られなくなってしまうのです。そこで、「酵素のしくみ」と「上手に摂取する方法」のお話です。
酵素の仕組み
消化酵素と代謝酵素の違いとは?
人の体の中には 二種類の酵素があります。
・食べたものの消化を助ける「消化酵素」
・筋肉を動かしたり等の基礎代謝を助ける「代謝酵素」
この二つを合わせて「潜在酵素」と言いますが、年齢と共に酵素は作られなくなっていく為、人に寄り酵素を作る能力は異なります。
食物酵素とは?
潜在酵素が体の中にあるものだとしたら、食物酵素は体の外の酵素。体に取りいれることが出来る酵素になります。
食物酵素は、加熱していない生の食べ物(野菜・果物・刺身など)や発酵食品(みそ・ぬか漬け・キムチ・納豆など)に沢山含まれています。
この消化酵素を、普段の加熱した食べ物と一緒に食べることで、消化が助けられます。食物酵素は、先ほどの体内にある消化酵素の補助をしてくれるのです。
酵素の働きは?
ですので、食事の際に、食事から食物酵素が取れれば、体内の消化酵素が使われる量が少なく済む=余ります。
そして有難い事に、その余った分の酵素は、代謝酵素として使う事が出来るのです。となると、先ほど書いたように、筋肉を動かしたり等の基礎代謝として使えるんですね。
すると、栄養分も体に良く回るようになるので、新陳代謝も活発になり、免疫力も高まってきます。
結果、病気を治したり、病気にかかりにくくなる体が作られることとなります。
食物酵素を上手に摂取する方法
食物酵素は生の野菜や果物、肉魚に多く含まれています。ですが加熱する事に寄り壊れやすい、などの点がありますので、下記に食物酵素を上手に摂取する方法としてまとめました。
<取り入れるときのポイント4つ>
1.出来るだけ新鮮なものを食べる
2.加熱する場合には短時間にする
3.茹でるよりは蒸す方が良い
4.すりおろしたりすると良い(ただ15分以内に食べる)
<注意点>
生の物が良いからと、ジュースにして大量に飲んだり、生の物ばかりを食べて加熱したものを食べなかったり等と言う偏った食生活は、体を冷やしたりと良く無い事も起こります。
何事もバランスが大事なんですね。例えば生のものを6食べたら 加熱したものは4にするなど、やりすぎには注意しましょう。
まとめ
年々年と共に減りゆく酵素に対抗するためには、外からの酵素(食物酵素)の摂り方がカギとなります。
適度に意識しながら食物酵素を食生活に摂り入れて、健康長寿を目指したいですね。