夏バテ予防の栄養素&美味しい水出し冷茶・お茶の淹れ方、作り方

夏て予防のお茶

毎年 暑い夏がやってきますね。

この暑さの中、体調を崩さないよう、美味しいものを食べたり、
少しでも涼しい時間に動く等など、日々心がけながら
暑~い夏の終わりを待つばかり。

昔は夏というと、栄養たっぷりの「ウナギ」を食べたものですが、
現代社会では、普通の食生活をしていれば
栄養が取れていない事は無いので、
特にウナギに拘る必要は無いそうです。

ホンマでっかTV!?疲労研究の権威・梶本先生に学ぶ!「夏バテしない方法」 より

 

とはいえ、中食(なかしょく)といわれる
スーパーの御惣菜のような(外食と自宅での食事の間の食事)
を摂る事も増えつつある時代、
食生活のバランスが気になるのも事実ですよね。

そこで夏バテ予防の食生活として注目されるのが
「ビタミン」「ミネラル」です。
 




ビタミン・ミネラルの力

ビタミン・ミネラルは、人が摂取した三大栄養素
(糖質・タンパク質・脂質)をスムーズに働かせる
「潤滑油」の働きをし、人の代謝の効率を左右しています。
 

人の代謝には二つあります。

・意識出来る代謝:

 1.エネルギー代謝
   (体内に採りいれた食物がエネルギー源として利用されるしくみ
    運動・家事・仕事など)

 2.社会的な心の代謝
   (コミュニケーション、思考など)

・無意識化の代謝:
 
 1.新陳代謝
   (体温を維持、心臓を動かす、呼吸を行う、髪・爪・ホルモンの合成など)

 2.心の代謝
   (喜怒哀楽など感情や本能に関わる物)

 

代謝は、体だけでなく、脳や心でも行われているんですね。

なので、感情のコントロールが苦手になったり、
落ち込みやすくなったりするのも
心の代謝の停滞=ビタミンや、ミネラル不足が
原因の可能性もあるそうなんですよ。

体の健康の為にも、心の健康の為にも
ビタミン・ミネラルが、とても大切なのです。
 

夏バテとビタミン・ミネラルの関係

けれどこの、ビタミン・ミネラルは、夏は特に
枯渇しやすい季節となります。

というのも、汗をかくと体内のミネラルは失われがちになりますし、
暑い時期に人気の「そば」「そうめん」などによる
過剰な炭水化物はビタミン・ミネラルの消費を
増やしてしまうからです。

また暑いからと甘いジュースを大量に飲むなど
糖質を多く摂りすぎてしまっても
ビタミンを多量に消費してしまいます。

ストレスを感じてもビタミンC500mg以上が
破壊されると言われています。

それでいて、ビタミンとミネラルは
溜めておくことが出来ないものなので、
必要量を継続して摂取することが大切なんですね。
 

ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取する

夏の季節は特に、新鮮や肉や魚、旬の野菜を
少しずつでもいいので、
摂るように心がけたいものですが。。。

ビタミンやミネラルと一口に言っても

カルシウム、マグネシウム、リン、鉄・・・・
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン・・・・

などなどとその数はそれぞれ10種類以上あります。

そしてそのそれぞれをバランスよく、まんべんなく
摂ることで、三大栄養素をスムーズに働かせる力を
発揮できるようになるそうです。

でもそれって、なかなか簡単そうで難しい気がしてきますね。

そこで、少しでも多くビタミン・ミネラルを摂取するために、
簡単な事から始めてみてはいかがでしょうか。

・「ゆでる」よりも「炒める」とビタミンミネラルの流出が少ない
・なるべく新鮮な食材を利用する
・加工食品や外食をなるべく控える

 

食材に偏りなく、様々な食材を使って
日々調理し、好き嫌いなく食べていきましょう。
 

暑い夏にお勧め ビタミン一杯の冷たい緑茶

飲み物としては、汗をかく夏の水分補給には、
緑茶がお勧めです!

緑茶には、ビタミンC・アミノ酸・カテキン
が含まれていて、その上、低カロリー!
美容健康を考える人には、最も適した夏の飲み物なのです。

そこで、以前にNHKでテレビ放送された
静岡のお茶農家さんの冷茶の淹れ方です。
 

おいしい冷茶の作り方

まずは、お客様をおもてなしする冷茶のご紹介します。
 

お茶農家の冷茶の作り方・飲み方

・煎茶3g に水100ccを静かに注ぐ
・30分そのままでおく。
・葉っぱが開いているのを確認し、別の急須に移す。
・冷蔵庫で冷やす。

 

水で入れることでテアニンと呼ばれる
お茶の甘みを引き出すことが出来るそうです。

お茶農家の方は、このお茶で、
「まず、お客様をびっくりさせる!」と笑ってらっしゃいました。
 

おいしい冷茶2煎目の淹れ方

・先程の葉の入った急須に80℃以上のお湯を入れる。
・氷の入ったカップに注ぐ

 

80℃以上のお湯を使うことで、今度は苦味・渋みのもとである
カテキンを引き出すことができるそうですよ。

けれど、苦すぎず、とっても健康にも良い
おいしいお茶が出来上がります。
 

夏にお勧め!夏ばてを乗り切る冷茶

お茶農家の方は、茶畑の作業中に毎日飲むそうです。

・釜炒り茶のティーパックを水筒に入れる。
・半分お湯を注ぐ。
・3分待つ(カテキンを抽出する)
・水を8分目まで注ぐ
・氷を入れる

 

釜炒り茶とは、日本古来の伝統的なお茶の製造方法の一種。
通常日本茶は 最初の工程が「蒸し」なのですが、
釜炒り茶の場合には、生のまま回転する熱したドラムに茶葉を入れ、
熱風で乾燥させるそうです。

なので、出来上がった茶葉は針状ではなく、
勾玉状をしていることから
玉緑茶や ぐり茶とも呼ばれるようですよ。

日本ではほとんどが蒸し茶なため高級品と思われがちですが、
もともとは普段に良く飲まれた昔からあるお茶。
 

 
生葉の青臭さはなく、かま香という
香ばしい香りを持つお茶釜炒り茶は、
甘みがあり、仕事の疲れた体を癒すのに最適なんだそうですよ!

夏は、お茶農家さんお勧めの冷茶を淹れて、
暑さを乗り切りましょう!