ある日突然、父の介護生活がやってきました。
当時80才の父が一人で元気にスーパーに出かけて行った後のことでした。救急病院から電話が鳴りました。聞けば、父は靴を買いに出かけ、そこで試し履きをしたとき 大きく転んだそうです。結果、大腿骨骨折でした。
1か月以上の入院を余儀なくされ、リハビリ生活が始まりました。介護認定が行われ、要介護4になりました。それは日常生活で人の助けが必要なレベルです。あの事故をきっかけに、父はあれよあれよという間に介護状態になりました。
お年寄りの日々においては、ある日突然 介護状態になる事は誰の身にもあり得ます。それは、子供である私たちにとっての生活が大きく変わることも意味します。父はその数年後、ほかの病気で亡くなりましたが、それまでの私の生活が一変したことは間違いありません。
公的介護保険の他に 民間介護保険は必要なのか?
それぞれ人の人生は全く異なるので、とても難しい問題ではあります。私は父が実際に要介護4を受けて、また母が要支援1を受けています。その立場として、自分たちの民間介護保険は必要か?保険見直し相談にて検討した体験談です。
このサイトでは、「保険見直し窓口はどこがおすすめか」でも まとめています。介護保険のみならず、保険加入の要不要は、人によりかなり異なりますが、いち体験談として どうぞ。
我が家の定年老後の保険見直し診断・保険相談の内容
我が家の場合、すでに不要な保険は排除しています。現在加入中の保険は、
1)がんなどの最先端医療付きの「医療保険」
2)事故などにも対応できる「県民共済」
3)災害などの備え「火災保険」
4)自動車保険
5)子供の大学在学中の不慮の事態に備えた こども保険
非常にシンプルな保険加入内容です。
もしも私と主人に万が一のことがあっても、お葬式代は、貯金から出す。そのお葬式もシンプルな家族葬にします。なので死亡保険金は、必要ありません。
子供が大学を卒業したら、4)のこども保険も解約します。
大学在学中に、例えば主人が何かしらの病気になり、働けなくなったとしても、この「こども保険」でカバーできますので、「就業不能保険」には加入していません。
介護保険は必要?いらない?どうする?
そこで本題。民間の介護保険は必要なのか?
実は、我が家、10年以上前に、高額な民間介護保険に加入し、のちに解約した経緯があります。保険やさんが勝手に組んだパックの保険に「超高額な保障のついた介護保険」が付いていました。
今回保険の見直し相談の際に、ファイナンシャルプランナーさんにその話をすると、
「あ~あれですよね!お若いのに介護度4とか5とかにならないと、保障されないっていう!まず有り得ない保険ですよね!」ニコッ!ですって。
それを聞いて、もう苦笑いするしかなかったですね。なんだ、保険やさん業界では、有名な話だったのね。その保険って「保険を知らない・保険に弱い人」が加入していたのね、と。悔しいですね・・。我が家は、保険屋のおばちゃんに騙されていました。
なんとなく誰もが不安に思う介護保険は、きちんとその意味を理解していないと、すっかり保険のおばちゃんの餌食にされてしまう訳です。
介護保険の見直し相談
介護保険に関する相談は、実は2回目。以前に相談したファイナンシャルプランナーさんは「介護保険はあまり使われていない」「必要ない」「いらない」という見解でした。
しかし、実際、身内が介護認定を受けて気が付いたんです。介護にかかる費用は、介護費だけではありませんでした。通常の家族の入院などと同じく、家族の日常生活が変わります。
1.介護で疲れ切った主婦が、ご飯の用意が出来なくなれば、外食や出来合いのお惣菜を買うことが多くなり、出費がかさむ
2.介護のために出かける交通費がかさむ。
3.入院していれば、病院の駐車場代が高くつく。
4.ケアマネさんや病院とのやりとりが膨大になり、携帯代がかさむ。
5.自分の仕事は出来なくなる。などなど
などなど。介護費用以外にも生活の負担が なんと多い事か・・。小さな出費も大きな出費も、大きな収入減も、積み重なるのが大変つらくなってきます。
横浜市などでは、介護される人のみならず、介護をする人の救済・援助などがあるようです。しかし私の住む市をはじめ、ほとんどの地域では、まだまだ介護者に対する救済は進んでいないようです。介護をして居る人の時間と費用の出費は膨大になります。
身内が介護状態になって、身に沁みました。
だからこそ、介護保険は一度検討するべき内容なのではないでしょうか?
たとえファイナンシャルプランナーさんが「介護保険は必要ありませんよ」と言ったとしても、それはその方が、介護の本当の大変さを知らずに、データだけで答えているかもしれません。
介護と言っても、要支援1から要介護5まで7段階あります。自分や家族がどの段階になるかなんて、元気なうちは想像がつきません。
でも、元気なうちだからこそ、情報だけは集めておく必要があるのです。
民間の介護保険料は?
年を重ねてから民間介護保険に加入すると、月の保険料は、本当に高い。かといって若いうちから民間介護保険に加入したとしても、介護認定を受ける可能性は低いわけで、結局、保険料の支払い総額は大きくなります。
民間介護保険料の月の支払額を抑えるためには、
一括で支払いをして割引を受ける
外貨建ての保険に加入して為替差益でお得に加入する
ということも考えられます。ただ、外貨建ての場合には、一見お得に加入できそうに見えても、本当にお得になるかどうかは、実際の支払い時の相場によりけりです。なので、保険加入時に、一概にお得な保険であるとは決めることが出来ません。
年を重ねてから、民間介護保険に加入しようと思うとき、少しでもリターンを大きく出来る保険として、この外貨建て保険を勧められることが多くなります。
しかし、しかし!
外貨建て保険に関しては、金融庁も警告を出しています。
○ 外貨建保険は、円建ての貯蓄性保険と比べ、顧客に為替リスクを負 わせているという特性がある。顧客がその為替リスクをはじめとする商品内容を理解した上で、自らのニーズに合致した商品と考えて 選んでいるのかとの問題意識を有しているところ。
○ 例えば、苦情の内容をみると、為替リスクや元本割れの説明を受け なかったという苦情が多数寄せられていることからも、顧客がその ような商品内容を十分に理解した上で選んだとは必ずしもいえない ケースもあるのではないか。
この保険に加入する際には、よ~く検討する必要があります。
定年前後の保険見直し 保険相談で一番大切な事
定年老後の保険において、民間介護保険を検討するにあたり、異なる保険相談の窓口で2度受けました。どちらの窓口でも、見直す内容として大切なものは、下記となりました。
不要な保険を解約する
そのうえで、必要な保険があれば加えていく。
日本郵便 かんぽ生命の「高齢者相手の保険押し売り」が社会問題となっていますが、保険相談窓口では強引な勧誘はありません。まずは不要な保険の解約からです。保険相談窓口も競争社会ですので、無理な勧誘をすると評判が落ちてしまいます。なので、特定の保険会社の営業員さんと違って、強引な勧誘をされることはありません。
先日、テレビを見ていたら、高齢のご夫妻が家計費を公開していましたが、月に6万円の保険料を支払って居ました。地方なので、生活費が安い!という特集番組でした。でもどんなに生活費が安くても、保険料にそれだけの支払いをしているとなると、家計は苦しくなってくると思います。
保険見直し時に大切なのは、まずは、不要な保険の解約です。それから介護保険の検討です。
保険の診断をしてみる
私が相談したのは、保険クリニックです。
保険クリニックの良いところは、加入中の保険商品を分析、また、複数社の保険商品の中からシステムが私たちの希望にあった保険商品を、視覚的に選び、比べることまで出来る保険診断システム『保険IQシステム』のあるからです。
何より私は、保険のおばちゃんの手口に乗せられ、要らぬ保険料を支払った経緯がある。だから、担当者の主観の入らないこの『保険IQシステム』は、すごく良い診断システムだと思いました。
また、今回の保険相談の前に相談したのは、平均経験年数12.1年のベテランファイナンシャルプランナー揃いの 保険見直しラボ でした。
保険見直しラボ は無料の保険相談でプレゼントも貰えるキャンペーンをしていますので、ちょっと嬉しい保険相談窓口です。ダロワイヨのマカロンや仙台の牛タンなどなど、保険相談で おいしいプレゼントが貰えます。
不要な保険加入を外していくためにも、信頼できるお金のプロ(ファイナンシャルプランナー)に相談できるのは、老後の保険見直しにおいて大きな安心材料。
まずは、現在の保険加入内容を再度点検し、介護保険に関して検討ておく。それが大切だと思います。
どんなに幸せな日々を送っていても、ある日突然、介護状態になることがある。特に脳内出血・脳梗塞などの脳の病には終わりはありません。父母の介護をして身に沁みました。
自分の子供たちにも、少しでも負担を減らしてあげられるよう、民間介護保険について必要かは、誰もが一度、老後を迎える前に検討するべきことだと感じます。そのうえで、たとえ民間介護保険に加入しないとしても、保険見直し相談をしておくことで、少しでも不要な保険を外し、貯蓄を増やしていく。そうすれば、不測の事態に備えることができますものね。
私が相談したのは、保険診断システムのある 保険クリニック
保険見直し相談でプレゼントがもらえる 保険見直しラボ