老後の持ち家を老後資金に出来る!3つの制度とそのリスク

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老後の資金捻出の為に、私たちが家に関連して出来る事として、売る・ 売却・担保・賃貸など 家を現金化する3種の制度があります。
 

低年金の不安解決策として使えますし、民間だけでなく公的制度もあります。民間の場合には 年を重ね、介護費用がかさむ時、老人ホームに入居しようと思うときなど、大きなまとまったお金が必要になるときにも使えます。
 

私たちの持ち家をお金に変える方法としては、下記があります。
 



老後の為に持ち家を現金化する方法

その1 リバースモーゲージを利用する

その2 ハウスリースバックを利用する

その3 マイホーム借り入れ制度を利用する

その4 家を売却し小さなマンションを買い、売買の差額分を老後の生活費にする

 



家を担保に!リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージとは、持ち家を担保にして、銀行や自治体から融資を受け、老後資金を借りる方法です。毎月返済するのは借り入れした額の利息のみ。元金は自分の生存中に返済する義務がありません。死亡時に自宅を売却し、その代金で一括返済します。
 

55歳や60歳など一定年齢以上の人が対象となります。
 

・住宅メーカーや金融機関に寄る民間プランと
・住民税非課税世帯対象の公的プラン(不動産担保型生活資金)があります。
 



公的プラン問い合わせ先

※公的な「不動産担保型生活資金」は各都道府県の社会福祉協議会に問い合わせができます。一例として 東京都の社会福祉協議会の場合は下記です。
 

不動産担保型生活資金PDFは こちら
 



リバースモーゲージの限度額

限度額は「土地評価額の50%」などに限られます。
 



リバースモーゲージの方式

リバースモーゲージを使った融資には、3種類あります。
 

年金方式:毎月または毎年、一定額での融資を受ける。
一括融資方式:融資可能額の範囲内で、一括での融資を受ける。
随時融資方式:決められた金額内で、いつでも自由に融資を受ける。
 

リバースモーゲージの使い方

受けた融資は、契約金融機関などによっては、利用目的が制限されている場合もありますが、通常その使い道は様々であり自由です。
 

リバースモーゲージの利用においては、担保とした自宅に住み続けるという条件が付帯していることがありますが、融資を受けた後に、老人ホームなどに入り、自宅に誰も住まなくなる事もあります。最近では、誰も住まなくなった自宅を他人に貸し、家賃収入を得るという使い方もできるようになっています。
 

リバースモーゲージのリスク

その1 長生きのリスク

融資を受け続けている間には返済義務はないと言っても、借り入れている間に限度額に達することもあります。
 

その2 地価の下落

地価が下がり不動産の評価が苦が下がれば、借入金額を下回る担保割れになることがあります。
 

その3 金利上昇リスク

リバースモーゲージの適用金利は変動型が一般的です。金利水準があがれば、利息負担も重くなっていきます。
 

リバースモーゲージはマンションも利用出来る?

リバースモーゲージの評価対象は土地です。その為、殆どの金融機関はリバースモーゲージの対象を「一戸建て」にしていて、マンションの適用は少なくなっています。
 

都市部などのマンションに関しては利用出来る金融機関もあります。
 

家を売却&賃料を払う!ハウスリースバックとは?

利用出来る対象も条件も限られていますので、まだまだ誰もが利用出来る制度ではありませんが、リバースモーゲージとは反対に、先に自宅を売却し、そのまま自宅に住み続け、その賃料を払う「ハウスリースバック」というシステムもあります。
 

保有物件が対応エリア外の地域もあるのですが(青森県・秋田県・岩手県・山形県・富山県・茨城県・山梨県・長野県・新潟県・石川県・島根県・大分県・宮崎県・熊本県・四国地方の住所)対応エリアの方は考えてみても良いかもしれません。あの野球選手がイメージキャラクターを努めています。詳しくは↓をご参考にどうぞ。資料も貰えます。
 

ハウス・リースバック
 

ハウス・リースバックのリスク

一旦家を売却後のリース契約になりますので、ずっと支払いは続くというリスクがあります。私のマンションに住む方は、「お子さんがいらっしゃらないので、自分の身に何かあった後に不動産が残ってしまうよりも良いかもしれない」と言う理由で、このシステムを利用していらっしゃいました。そのご家庭ごとの状況やお考えにより、リスクになるのか、ベネフィットになるのか。は変わってくると思います。
 

家を貸し出す!マイホーム借り上げ制度とは?

子供の家へ引っ越すなど、住み替えをする場合などにおいて自宅を売却したくない時には、「マイホーム借り上げ制度」も利用できます。
 

社団法人移住住み替え・支援機構より
 

一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)の「マイホーム借上げ制度」は、シニアの皆さま(50歳以上)のマイホームを借上げて転貸し、 安定した賃料収入を保証するものです。これにより自宅を売却することなく、住みかえや老後の資金として活用することができます。

 

JTIと入居者の賃借契約は3年間(継続可)。入居者との契約満了時であれば、JTIとの契約を解約し 自宅に戻ることも出来ますし、売却も出来ます。
 

マイホーム借り上げ制度のリスク

マイホーム借上げ制度は「住宅年金」として利用出来るとても素敵な制度ですが、耐震基準を満たしていることなどが必要であり、個人で住宅を賃貸に出すよりも、条件は厳しくなります。詳しくは下記のページでまとめていますので、宜しかったらご参考にどうぞ。

関連記事
マイホーム借上げ制度のデメリットは?資料を取り寄せてみました。我が家の場合。
 

家を売却&引越し

今の家を売却し、好みの土地へ移住したり、小さなマンションを買ったりと、売買の差額分を老後の生活費にと考える事も多いと思います。
 

移住に関しては、人気の老後移住先!住みやすいのは?田舎・都会・国内海外 比較まとめ 成功失敗例 にもまとめています。
 

ハウスリースバックやマイホーム借り入れ制度などには、条件も有り、まだなかなか誰でもが使える制度ではありませんので、まずは資金捻出のために、自宅を売却額を査定してみることが第一になると思います。我が家は、下記から見積もりを取ってみました。
 

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ネット上で売却価格を比較見積りの申込みが出来るので、とても便利で気軽に出来ます。一度、手軽に売却価格を取っておきたい方におすすめです。
 

まとめ

・今現在の家を売却し、小さな家を購入するか
・今現在の家を担保に、今の家に住みながらお金を借りるか
・今現在の家を売却し、そして住みながら家賃として払うか
・今の家を貸し出して、賃料を得るか
 

色々なシステムがありますが、まずは売却額の査定をしてみてから、と思う方が多いと思います。我が家も子供たちが独立してからの検討材料の一つとして、なるべく気負わず、積極的に情報を集めています。下記から不動産査定が出来ますので お役立てください。
 

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