2017年1月~、老後に向けての新しい年金制度、個人型確定拠出年金が開始されました。
詳しくは 個人型確定拠出年金加入枠広がる! に書いてある通りですが、まだ新たな制度なため情報が錯綜している所があるようです。
企業型確定拠出年金の加入者は、個人型確定拠出年金と両方同時に入れるのか?(併用できるのか?)
調べてみました。
企業型確定拠出年金と個人型は併用できるのか?
平成28年4月現在の、厚生労働省年金局によると、企業型確定拠出年金加入者 は、約5,779千人 。実施事業主数 23,059社 となっています。
そこで、企業型確定拠出年金の加入者も個人型が開始された際、両方入れれば加入したい!と思う所ですが・・。
調べてみると、雑誌の記事やあちらこちらのHPでは「個人型・企業型 併用できる」との意見が出てきます。
ファイナンシャルプランナーの方が雑誌に投稿された記事においても、「両方に加入出来ます」と書いてあるのを見たことがあります。
本当に併用できるのか? 実際の所を各所に確認してみました。
楽天証券は両方加入できる
楽天証券の資料には「加入出来ない場合が」とありましたので、電話で問い合わせをしたところ、
「楽天証券では分からないので、企業型確定拠出年金の会社に聞いて下さい」との回答でした。
※そこで我が家の主人の加入する企業型確定拠出年金に聞いてみた所、我が家の主人の場合には、個人型に加入する事は出来ませんでした。
SBI証券は両方加入できない
我が家の主人が加入している所では無いですが、SBI証券のサイトには下記の記載がありました。
Q: 「個人型年金」・「企業型確定拠出年金」の両方に加入できますか?併用できますか?
A:2つ両方に同時加入することはできません。たとえば、「個人型年金」にご加入されている方のお勤め先が「企業型確定拠出年金」を導入し、その対象者となった場合には、「個人型年金」で積み立てた年金資産を「企業型確定拠出年金」に移換することになります。(この場合、「個人型年金」の加入者ではなくなります。)
SBI証券は、SBI証券自体が併用を認めていません。
企業側の対応はどうなのか?
また、Yahooニュースでは下記の記事を見つけました。
一部の報道では「企業型確定拠出年金の加入者が、個人型確定拠出年金にも入れるようになる」と併用可能になるような書き方をしていますが、これは不正確です。
その会社の企業型の確定拠出年金が、個人型にも同時加入することを認める制度改正をする必要があり、多くの会社は対応しないと考えられるからです。
楽天証券の個人型確定拠出年金の場合
どうやら法律として「両方加入してはいけない・併用してはいけない」となってはいないようですが、実際の所は、企業型と個人型の両方に加入する事は難しそうですね。
たとえ会社の企業型確定拠出年金が認めたとしても、証券会社も認めてくれないと「併用できない」状態なのだと思います。(反対も然り)
個人型と企業型の両方への加入を考える場合には、まずは会社の加入する確定拠出年金の方へ確認してみましょう。
SBI証券は一切加入を認めていませんが、企業型の方が併用OKという回答が得られたなら、楽天は併用可能です。
念のため、再度下記確認しました↓
個人型・企業型 両方の加入について 楽天証券の場合
↓以下楽天証券に電話で確認しました。
企業型確定拠出年金の方で個人型に加入して良いという場合、楽天の個人型確定拠出年金に加入出来ます。その場合の個人型の拠出上限は20000円との事です。
ただ、企業型確定拠出年金の拠出をする際に、会社と自分の両方が拠出している場合(マッチング拠出)をして居る場合には、個人型に加入出来ないとのこと。
ただ、上限金額に関しては、電話で確認しても、電話応対の方により 企業型と個人型併用で上限23000円と説明をしたりと、もう電話担当者の方も ぐだぐだ で良く分かって居ないようです。
まずは「楽天は併用を認めている証券会社」である事だけは確かです。
確定拠出年金でいくら貯まるのか?
主人は加入出来ませんでしたが、私は楽天の個人型確定拠出年金に加入申し込みしました。
50近い私の場合、今の年齢から60歳まで利率5%でかけると総額400万円を超えるようです。
書類請求画面では、それぞれの方に合わせた予想額が、表示されます。
楽天口座開設は無料です。確定拠出年金に加入するかどうかは関係なく、口座開設だけすると確定拠出年金を今からかけた場合、一体いくら位になるのか?それが分かりました。
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