2024年~新NISAも登場! NISA?積立NISA?その違いと非課税枠を使い倒す方法

NISA 50代は積立NISA?

 

積立NISAと通常の一般NISA口座は両方作る事が出来ません。どちらか一方しか口座開設が出来ません。そこで一般NISAと積立NISAは どう異なるのか、少し分かりづらい所もありましたので 証券会社に聞いた内容をまとめています。2024年から始まる「新NISA」についても触れています。
 

また その上で「老後生活も視野に入ってくる50代はどうしたらいいのか?」を検討してみると「資産格差」が生まれそうな恐ろしい現実も見えてきました。
 



積立NISAと一般NISAで悩んだら その違いは?

私が聞いたのは、私が口座開設をしている 楽天証券 です。
 

積立NISAは
 

毎年40万円迄 最初に買付けした年から最長20年間 非課税で「投資信託の積立投資」が出来ます。(投資は2042年開始まで)積立と言っても、一旦積立NISAで始めたら20年ずっと積み立てる訳では無く、途中で止めることもできます。
 

また、積立金を出す口座に残金がなければ「出金エラー」になり、その月の積み立てはされません。なので、積み立てるのが金銭的に厳しい時には、口座にお金を入れておかなければ大丈夫です。積立投資とは言っても、必ず毎月積み立てる無理は必要ありません。売却や資産の引き出しもいつでもできます。
 

一般NISAは
 

新たなNISA口座開設は2023年まで毎年120万円まで投資する事が出来ます。その売却益はそれぞれの口座で5年間、売却益が非課税となります。
 

投資した銘柄については5年後までに売却しなかったとしても、2018年までに口座開設した枠ならば次の非課税枠のNISA口座5年へとロールオーバー(持ち越し)もできます。=2019年以降に口座開設した投資に関しては、売却益非課税期間5年終了と共に、非課税枠も終了します。
 

※ロールオーバー先の非課税枠で投資できる上限額は、ロールオーバーした額も含めます。
 

※NISAは損益相殺が出来ないので、5年経過後に、株の損益がマイナスな時には、ロールオーバーでなく、損益相殺が出来る課税口座に移すことも検討します。
 

結局 どっちがいいの?

もちろん、人それぞれの好みの問題ですが、積立NISAは、投資信託を購入するもので、1年間の上限が40万円までと決められています。株式は購入できません。
 

そして積立NISAと通常のNISA口座は1年単位でなら変更が出来ます。なので、
 

・もしも株を購入したいと思ったら
・もしも1年に40万以上の投資をしたいと思ったら
 

通常のNISA口座の方が向いていると思われます。どちらか悩む時には、1年ごとに通常のNISAを使うか、積立NISAを使うか選ぶことも可能です。
 



注意点

ただ、NISAのロールオーバー(持ち越し)をしたい年度に 積立NISAの口座を作ってしまうと持ち越しが出来なくなります。積立NISAの口座を作る時には、NISA口座の保有銘柄は、売却するか、一般口座(課税口座)に移すことになります。この点注意が必要です。
 

NISAと積立NISAを使い倒すには

結局、積立NISAであっても、積立は自由であり、口座にお金を入れて無ければ、その月は引き落とされません。積み立てが継続出来るか?という心配は無用かと思います。
 

なので、選ぶ基準は、
 

1.投資枠40万の積立NISAか、120万の通常NISAか?

2.投資信託だけの積立NISAか、株や投資信託などが出来る通常NISAか?

3.2042年迄開始可能の積立NISAか、2023年で終了の通常NISAか?
 

という希望で選ぶことになると思います。一般NISAを使い終えた後、2024年を以降を積立NISAにするというのもありです。NISAの非課税枠を使い切った後、積立NISAを使えば そこから20年間ずっと継続して2044年まで 非課税の積み立てNISAが使えるということです。
 

その頃には、例えば 今50代の世代も70代になります。そろそろ投資はせずに、預貯金を切り崩して生活していく頃になるかと思います。
 



新NISAを使えば非課税枠は30年に

また、一般NISA終了後の2024年からは「新NISA」という新しい制度も始まります。新NISAの 非課税枠は年122万円(投資信託は うち20万)。非課税期間は5年間で 投資信託の部分=年20万は、非課税期間終了後、積立NISAへ移行可能です。
 

結果として 2023年まで一般NISAを利用し、その後に新NISAの非課税枠を5年使い、その後積立NISAを利用することもできます。この新NISAの非課税枠5年間が その後の積み立てNISAの非課税枠20年にカウントされるかどうか?などは、まだ詳しい事は決まっていないようですが、恐らく含まれないのでは?と言われています(←証券会社に問い合わせをしました)。その場合、先の過程で投資を摺れば2050年頃まで(あと30年も)非課税枠を利用できるのです。
 

いずれにせよ、今の50代は 希望すれば80代になっても投資が出来る時代を生きていく事になります。
 

ほんの10年前までは、50代になったら 投資は止めて 安全資産に移し替えていくというのが主流でした。しかし時代は 定年を延長することが推奨され、年金受給年齢枠も引き上げられ、投資も非課税で出来るようになりました。お金は自分で増やす時代へと変わっています。
 

「投資をする人」と「投資をしない人」。 これからの時代は 恐ろしいほど資産の格差が生まれる老後になるかもしれません。
 

今後の投資に悩む時、
 

「50代は積立投資は厳しいのではないか?」
「積立投資は若い人向けです」
 

などという声も聞かれましたが、これらの非課税枠をいっぱいいっぱい使い倒して、老後資金を貯める必要もありそうです。
 

高齢者の就業者数は?

総務省統計局 高齢者の就業 平成26年度を見ても
 

高齢者の就業. 高齢者の就業者数は、11年連続で増加し、681万人と過去最多 就業者 総数に占める高齢者の割合は、10.7%と過去最高。平成26年の高齢者の就業者数は 前年と比べ45万人増加し、11年連続の増加で681万人と、過去最多となっています

 

年金支給も70歳過ぎも選択できる時代となりました↓
 

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まとめ

国も中長期的な高齢者施策の指針となる「高齢社会対策大網案」の中で、医療に関し「クオリティ オブ ライフ」=生活の質の観点を含めた 「高齢のがん患者に適した治療法」などを
確立する研究を勧める、としているそうです。
 

医療技術も発達し、どうやら私たちは長生きをさせて貰えそうです。
 

頑張って働けるだけ働いて、投資できるだけ投資して・・より良い老後生活を夢見て、頑張りましょうかね。
 

私が口座を開設している 楽天証券 は電話サポートで何でも何度も質問できます。
 

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