定年後、趣味をするにも健康を維持するにもお金は必要ですよね。いざと言うときの為にもお金に無関心ではいられません。
そこで、定年後に働き続けたい場合、仕事をしたい場合、どんな方法があるのか?
どうすれば安心の老後が過ごせるのか?定年後にも働き続けている先輩方のお話です。
老後はどこで仕事する?
定年後に働く場所として、最初に思い浮かぶのは、シルバー人材センターかもしれません。
けれど、シルバー人材センターの場合、「生きがいを求める就業」となっているため、ボランティア的なものに位置づけされているので、報酬としては月3万円程度の場合が多いと言われてます。
私の住む地域では、NPO法人で有償ボランティアを募集している団体もありますが、やはり賃金は、とても安いうえ、何より仕事量がありません。お金を稼ぐというよりも「地域の人との触れ合い」が主となって居る感があります。
もともとお金に困って居ない方の就業先のようです。
でも、そんな穏やかな時代も終わりになるかもしれません。今のお年寄りとこれからの私達の世代とでは、きっとお金の感覚が全く異なると思われますから。。
私達の老後は、今のお年寄りの方がた程、金銭的な余裕はなくなりそうです。では、これからの時代、私たちが年金の他に働き続けてお金を稼ぐ為には、どうしたら良いでしょう?
定年後の仕事内容として勧められるもの
好きなことで70歳まで働こう! (PHP文庫) 編集者の西山昭彦さんによると、
定年退職後に雇われる場合には「前職を活用できる分野が無難」
起業する場合には、「他人を雇って起業する事はやめたほうがいい。せめて自宅で開業できる個人事業主になるべき」と言います。
新たなチャレンジに夢を膨らませる気持ちも生まれる時期ですが、「前職と違う分野で独立開業」は、ハードルが高くなるようです。
退職後の準備を始める
2013年 PRESIDENT 「金持ち老後、ビンボー老後」では、
・企業研修などを担当してきた会社員の方が、退職前にコーチングやキャリアコンサルタントの資格を取り定年後に起業。
・新たな資格を取得し、知り合いの方の会社で雇用してもらう。
そんな今までの経歴や人脈を生かし、働き続けている事例が紹介されています。
大手メーカーを退職されたIさんの事例は特に印象深い話でした。
Iさんは、退職後は、引く手あまただろうとご本人が思って居たにも拘らず、人材紹介会社に登録しても何の引き合いも来ない。
収入も肩書きもこだわらない「お買い得」な人材な筈なのに、紹介会社はどこに目を付けているのか?そんな想いを抱えながらの再出発だったと記事にはあります。
ところが最終的にIさんはその後、入社した会社で素晴らしい成績を納め、65歳を待たずして、再び転職。その会社で社長になります。現在はIさん入社時よりその会社の株価は、なんと30倍に!
そんな実力あるIさんであっても退職時は苦労したというのです。定年退職後の仕事に関しては、悩ましい所ですが、同紙で経営人事コンサルタントの榎本雅一さんは言います。
「それまでの業務を通じて専門性を身につけておくことや、社内外にネットワークを持っておくと良い」。
お金のかからない起業の案
2014.08.18 月刊 PRESIDENT では、月五万円稼げて人生充実『週末副業』20のワザ が紹介されていました。仕事は4つに分けて
・物を転売する転売型
・アルバイト型
・成果報酬型
・特殊技能型
になるとのことで、副業の王道としては、ネット副業も紹介されていました。その中で参入ハードルが低い誰でもすぐに無料で始められるものが3つありましたよ。
1.アフィリエイト
2.クラウドワーキング
3.ハンドメイド品販売
雑誌では分類分けしかされておらず、特にサービスについては触れられていませんが、恐らく下記のようなサービスの事と思います。
ハンドメイド品を販売
21万名の作家さんによる260万点の作品が集まる国内最大級のハンドメイドマーケット minne など。無料登録の上、ハンドメイド品を販売するシステムです。
ココナラなどは、今まで培ってきた技術を販売するのには、最適だと思います。
先のココナラのページは働く人用のページでしたが、働く前に、試しにココナラで他の方のサービスを購入する事も出来ます。その場合は、モノを売らないフリーマーケット【ココナラ】 です。
老後の年金+10万円構想 私の場合
ここからは、私の一個人の未来予想図の話なのですが・・。
お金のかからない起業として、ドロップシッピングという「在庫を抱えないネットショップ起業」を考えています。
特に、もしもドロップシッピング では、ネットビジネスのノウハウを学ぶ本気の通信講座「もしもチャレンジ」もあります。
月額3000円弱で運営のいろはを学べるので、時代の流れが変わっていっても、置いていかれることは無いのではと思っています。
近所の商店街は空き店舗が増えてきています。高齢化社会とインターネット時代が、両方進むことで、実店舗が減り、今まで以上に、ネットで購入、配達というサービスを利用する人がきっと増えてくる。
そこで、私も小さなお店ですがドロップシッピングを利用したネットショップサイトを作っています。
老後に働き続けるには、雇ってもらうか、自分で起業するか、になりますが、体調を崩しても自分ペースで働けるのが起業の良い所。今後、自分の病気も、家族の病気に寄る介護も心配ですので、自宅で出来る個人起業をしていくつもりです。
補足:失業保険の話 覚書
2014年7月22日の厚生労働省「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」という通達では、求職活動をして居れば、起業準備をして居る人も失業保険の給付対象になったようです。
起業準備中も失業手当 政府、収入の不安解消
政府は起業を準備している人にも雇用保険の失業手当を払う。いまは準備段階の人は「自営業者」とみなして失業手当を支払う対象としないことが多いが、今後は原則として払うように運用を改める。最長1年間、前職の賃金の5~8割の失業手当を給付する。サラリーマンが起業のために会社を辞めても、急に現金収入が途絶えないようにして、起業を後押しする。
厚生労働省が22日、「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」を給…
あくまでも起業準備中の話の様ですし、色々情報も錯綜しているようです。
また、収入を得ることが出来るようになると、すぐに対象では無くなるようですが、以下、通常において定年退職後に失業保険を貰う場合の覚書です。
【定年まで働き失業保険を受ける場合】
・65歳未満の場合には
老齢年金を受け取っていると失業保険は受け取れない。失業保険の手続きをしてしまえば、年金はその期間、停止されてしまう
・65才以上の場合
老齢年金も失業年金も受け取れる。ただその失業保険は「高年齢求職者給付金」50日間となり金額も日数も少なくなる。
失業保険を受けている間に65歳になったら、翌月から年金が全額受給され、どちらも受け取れる
その他、老後のお仕事に関する記事は下記にもあります。