「老後の年金、これっぽっちじゃ足りないかも…」
世間のどんなニュースを見ても未来に不安を感じてしまう。。そんなことはありませんか。
そこで、少しでも明るい未来をイメージできるよう、将来の受給額を最大84%もアップさせられる「秘密の出口戦略」についてお話しします。年金アドバイザー勉強中の私が、専門用語を噛み砕いて解説しています。
1. 年金は「いつ受け取るか」自分で選べる!
年金は65歳からもらうのが原則ですが、66歳から75歳までの間で、1ヶ月単位で自由に遅らせることができます。これを「繰下げ(くりさげ)受給」といいます。
遅らせるほど「ご褒美」が増える!
そして、1ヶ月遅らせるごとに、年金額は 0.7% ずつ増えます。(厚生年金も基礎年金も同額です)
- 1年遅らせると: +8.4%
- 10年遅らせると: +84%(約1.8倍!)
銀行の利息ではありえない増額率ですよね。一生涯続く「国が保証する最強の投資」とも言えます。
2. 「損」か「得」かの境目はどこ?
「でも自分の寿命を考えると、いつ迄生きてるかも分からないじゃない?」と思いますよね。
損益分岐点は、受給を開始してから約11年11ヶ月後です。
- 70歳から受け取った場合: 81歳11ヶ月
- 75歳から受け取った場合: 86歳11ヶ月
これ以降も長生きすれば、あとはすべて「得」になります。日本の女性の平均寿命は約87歳。「長生きリスク」への備えとして、繰下げは非常に有効な戦略です。
3. 【要注意】「おまけの年金」が消える!?
年金には、条件に当てはまるともらえる「おまけ(振替加算)」があります。
- 振替加算(ふりかえかさん): 夫に養われていた妻(昭和41年4月1日以前生まれ)がもらえるボーナス。
実は、年金を繰り下げて待機している間は、この「おまけ」も一緒にお預けになります。しかも、本体の年金は待てば増えますが、おまけは1円も増えません。
待っている間に「もらえたはずのボーナス」を捨ててまで繰り下げる価値があるか、慎重な計算が必要です。
4. どっちを増やす?「基礎」VS「厚生」
年金は「国民年金(基礎)」と「厚生年金」をバラバラに繰り下げることができます。
| 繰り下げる対象 | メリット | 注意点 |
| 基礎年金を増やす | 夫が亡くなって「遺族年金」をもらう時も、自分の分が減らされない。 | 振替加算(おまけ)がある人は、待機中のもらい損ねに注意。 |
| 厚生年金を増やす | お給料が高い人ほど、増え幅が大きくておトク! | 夫亡き後の「遺族年金」と相殺されて、増やした分が無駄になるケースも。 |
夫婦で長生きを楽しむなら「基礎年金」を太くするのが確実と思います。遺族年金の影響を受けないので、将来ひとりになっても安心の土台になります。
まとめ:「出口戦略」をイメージする
年金は、ただ待ってもらうだけのものではありません。「私は何歳まで働く?」「おまけの年金はもらえる世代?」それを知るだけで、老後の安心感はガラリと変わります。
まずは自分の「ねんきん定期便」を見てチェックし、必要があれば年金事務所に相談に行かれてみても良いかもしれませんね。
