60歳を過ぎて再雇用や転職をすると、「お給料がガクンと下がってしまった…」ということは珍しくありません。 そんな時に頼りになるのが、雇用保険の 「高年齢雇用継続給付金」 です。
■ 高年齢雇用継続給付金とは?
60歳時点の賃金と比べて 75%未満に下がった場合、 賃金の低下率に応じて 最大で現在の賃金の15%相当額 が支給される制度です。
● 「毎月もらえる額が変わる」ユニークな給付金
この制度の特徴は、毎月の賃金をもとに支給額が決まること。 残業代や手当の増減によって、
- もらえる月
- もらえない月
- 支給額が増える月・減る月
が生じます。
残業が多かった月は賃金が増えるため給付金が減ったりゼロになったりしますが、逆に欠勤などで賃金が下がった月は給付金が増えることもあります。 つまり、60歳時点の賃金に近づけてくれる仕組みになっているんですね。
1. 申請方法
申請先はハローワークですが、手続きは 会社が代行 してくれます。
「自分でハローワークに行かなきゃいけないの?」と心配する必要はありません。 2か月に一度、会社が賃金の証明を行い、給付金は多くの場合、給与に合算されて支給されます(会社によって方法が異なる場合があります)。
2. 会社が変わっても「通算」で受給できます
同じ会社で働き続けていなくても、給付金を受け取れる可能性があります。
■ 受給の主な条件
- 雇用保険の加入期間が 通算5年以上
- 再就職後の賃金が60歳時点の75%未満
- 再就職が 1年以内 で、失業給付を受けていない場合は前職の賃金を基準に計算される
1年を超えて再就職した場合でも、新しい会社で6か月働けば再度申請できます。
まとめ
定年後の働き方は人それぞれですが、この制度を知っているかどうかで生活の安心感は大きく変わります。 「定年後は転職するから無理だ」と思い込まず、まずは 自分の雇用保険の加入期間 を確認してみてくださいね。
