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【実録】年金の「扶養申告書」を出し忘れたらどうなる?

役所の窓口 年金受給 老後資金

年金の扶養申告書、それが届いても、慣れないうちは もしくは高齢になるにつれて その書類の大事さにピンと来なくなることがあります。まいっか。。と封筒を破棄してしまう事も多いのではないでしょうか。自分の為にも、そしてご高齢の親御さんを持つ方の為にも、このお手紙の重要性をお知らせしたいと思います。

きっと読まれた後に、年金事務所から届いたときに「あ、あの手紙だ!」って気づかれると思います。提出をしないと、税金が多く引かれてしまうのでお気をつけてくださいね。

1. 「税率は同じ」という言葉のウソ・ホント

「年金受給者に届くハガキ、毎年書くの面倒だな…」 そう思って引き出しの奥にしまいこんでいる封筒があったら、それは大切な書類=税金額を決める書類 かもしれません。

ネットなどで「提出しなくても税率は5.105%で同じ」という情報を見かけているかもしれませんが、 それは下記の変更があったからです。

  • 昔(2019年まで): 出さないと税率が 2倍(10.21%)になる罰則があった。
  • 今(2020年から): その罰則はなくなり、税率自体は同じになった。

2. 「税率」よりも怖い「控除」の消滅

「だって 出さなくても税率は同じなんでしょ?」 「それなら提出は必要ないのでは?」と思いがちですが、そうでもありません。これ実は 半分正解で、半分間違い

私の父は、この書類を出さなかったために、数年間も書類上 母は扶養に入っておらず、不要な税金を払い続けていました。税率が同じでも、書類を出さないと「配偶者控除」などのボーナス(控除)が一切適用されないのです。

  • 書類を出した父:(年金 - 控除)× 税率 = 安い税金
  • 書類を忘れた父:(年金 - 0円)× 税率 = 高い税金

父の場合、母を養っているという「証明」を出し忘れたために、控除されない額で 細々と頂く大事な年金から余分に税金が引かれてしまっていたのです。

3. 数年後に税金が戻ってきたワケ

「払いすぎた税金はどうなるの?」と不安になりますが、安心してください。 後から「確定申告(還付申告)」をすることで、数年分まとめて返してもらうことができます。

でも、数年分まとめての払い戻しの手続きは、とても面倒で大変。 それに毎月の手取りが減ってしまうのも生活に響きますよね。

まとめ:ハガキが届いたら「お名前」のチェックを!

結論として「家族を養っているなら、この書類は絶対に出すべき!」です。

  • 出さないと毎月の受取額が減る
  • 後から取り戻すには確定申告の手間がかかる
  • 特に「配偶者」がいる方は必須

ご両親にも「あのハガキ、ちゃんとお母さんの名前書いて出した?」と声をかけてあげてくださいね。我が父母のような「もったいない数年間」を過ごさないために。

3. 我が家の体験談

ここからは我が家の体験談ですが..。
ある日、私が別件で区役所に問い合わせの電話をした時のこと。

担当者の方が父のデータを見て「……あれ? おかしいですね」とポツリ。「お父様の扶養にお母様入っていません…」そう気づいてくださいました。

4. 確定申告なしで「住民税」が戻ってきた!

普通、払いすぎた税金を取り戻すには、自分で難しい書類を書いて「確定申告」に行かなければならないかと思います。 でも、私のその件の場合では、職員さんがデータを修正してくださり、私が確定申告をせずして、数年分の「住民税」が還付金として口座に振り込まれました

※注意ポイント: これはたまたま「職権訂正」が出来たのかもしれません。自治体や状況によっては「自分で確定申告してください」と言われるのが一般的のようです。でも、確認はお役所に問い合わせれば確認できると思います。

5. まとめ:ハガキ一枚が「家族の生活費」を守る

「送られてくるハガキ」には、ちゃんと意味があります。

  • 「税率は同じ」とはいっても 控除が漏れると税金増えます。
  • 毎年秋に届く書類には、必ず配偶者の名前を書いて出す事を忘れずに。
  • もし「忘れてた!」と思ったら、一度役所に相談してみるのも手です。

ご両親様の大切なお金。またはご自身の大切なお金と年金の税金の関係。 ご高齢のご両親様には「あのハガキ、出した?」という一言が、数万円、数十万円を守るかもしれません。