年金支給開始年齢の上限は、2022年4月から75歳まで引き上げられました。私達は、出来る限り長く働き続ける時代になりました。とはいえ年を重ねれば、病気の心配もあります。いつまで、どの位の仕事が出来るのか・・不安があります。
そこで 老後の金銭苦を防ぐための年金不足対策3つです。
将来の年金はどの位貰えるのか?
物価が上昇しても年金は上がっていかない マクロ経済スライドを考えると、会社員の夫と専業主婦の妻のケースの場合、現在50歳で年収500万の世帯では 65歳開始年齢は、標準月額22.7万円。経済が低成長の時には20.9万円位になるのではと言われています。
また、30代40代の方が将来受け取る年金は 現在より2~3割減るとも言われています。
少ない年金 不足を補う為に 今から検討しておく事
退職年齢をどれだけ伸ばすことが出来るか次第で、退職と年金支給開始時期との空白の年数分を 貯蓄で食いつなぐしかありません。
そこへ その後の年金支給額が減らされるというダブルパンチが来れば、老後生活が困窮する可能性があります。そこで、年金が少ない時、不足分を補う対策としては下記3つが考えられます。
1.少しでも長く働き続ける
2.個人年金を増やす。
3.投資などで「お金に働いてもらう」
少しでも長く働き続ける
1.それまで働いていた職場で継続して働く。
2.新たな職場を探し働く。
3.起業。
1や2の場合には、3つの給付金があります。
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また、年金を貰いながら働く方法も3つあります。
関連記事 老後に年金が減額されずに働く方法3点!
3は、大切な老後資金が消えない様に気を付けたい所です。
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民間の個人年金を増やす
個人年金に関しては、子供が小さいうちは生命保険を手厚くしておいた死亡保障を、子供さんが大学生になったら減らし、代わりに個人年金を手厚くする。保険の見直しをしながら、自分たちの老後の年金不足に備えていくことを考えます。
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民間個人年金の注意点として
払いこみ時には
所得税と住民税の税控除が認められますが、
受け取り時には、
それは雑所得に当たり、所得税と住民税が上がる場合があります。住民税が上がると、それに連動して国民健康保険の保険料もアップしてしまいます。
投資などでお金に働いてもらう
民間の個人年金に頼る以外に、老後の年金不足を補う、お金を増やす方法として株式投資や投資信託などもあります。しかし、株式投資はリスクもあります。投資は、50歳以上になると、元金の減らないものに徐々に移行していくようにし、リスクの高いものは避けた方が良いという意見も多いです。
年金不足対策に適した投資としては。2022年5月からさらに加入者枠が広がる 国が推す最強年金である「個人型確定拠出年金」も考えられます。
関連記事 2022年5月~【確定拠出年金の制度改正2つあり】対応して資金を殖やそう
確定拠出年金のメリットは節税効果
個人で購入する株式や投資信託の場合、控除はされませんので、節税効果はありません。しかし 国が勧める自助努力型の個人型確定拠出年金は 掛け金が全額、所得から控除出来ます。そのため、確定拠出年金は、節税効果が大きいのがメリットです。
確定拠出年金のデメリット解決法
確定拠出年金というと、60歳(2022年以降は制度改正で引き上げ)まで引きだせないというのがデメリットと言われています。しかし、簡単に引き落とせてしまったら、普通の預金と同じになってしまいますし そのデメリットもある程度解消できます。
実は楽天証券では、引き落とし日に口座にお金が入って居ない場合、引き落としされないだけでなく、翌月にまとめて引き落とされることがありません。なので、確定拠出年金に加入しても拠出できない月には、口座にお金をいれておかなければいいだけです。何も無理して毎月積立金を捻出する必要はありません。
それは長く積み立てようと思って居る私たちにとって とても良い安心材料です。将来の年金としての積立ですから、無理なく長くコツコツ支払える月だけ積み立てが出来ること。それは積立の投資方法として最適です。
確定拠出年金のまとめ
会社員の方では、企業で退職金代わりに企業型の確定拠出年金に加入している方が多いと思います。ですが個人に関しては、以前は 個人型確定拠出年金が自営業者の方や、企業年金のない会社員が加入対象だったため、加入したくても出来ない人が多くいました。その後 主婦の方などが加入対象になり、また2022年4月からは 再び 加入対象枠が広がります。
関連記事 2022年5月~【確定拠出年金の制度改正2つあり】対応して資金を殖やそう
制度改正が度々行われています。自分は対象外と思い 入りそびれていないでしょうか? 今までよりも より長く老後の資金作りとして利用できるようになっています。老後の金銭苦を防ぐためにも、国が推す最強年金である 確定拠出年金は使えます。
企業型確定拠出年金と個人型確定拠出年金の併用に関しても、下記でも記事にしています。
関連記事 個人型確定拠出年金は企業型と併用できるか?実際に各所に確認してみた!
楽天証券の確定拠出年金
これからの年金制度が危ない時代には、自助努力が必要で、努力しない場合には将来の年金に大きな差が付いてしまいます。私も確定拠出年金の申込書の請求&その後に加入をしましたので、下記その体験談です。
50近い私の場合、今の年齢から60歳まで利率5%でかけると 総額400万円を超えるようです。書類請求画面では、それぞれの方に合わせた予想額が、表示されます。
私の加入している 楽天証券 の口座開設は無料ですので、まずは口座開設するだけでも確定拠出年金を今からかけた場合、一体いくら位になるのか?ぜひ見て確認してください。。
私の確定拠出年金加入 7か月後
私が2017年から毎月23000円ずつ、ぽちぽち積み立てて2018年1月に7か月め。利回り20%を超えています。(もちろん利回りは上がり下がりしますので、現時点での話です)
追記:2021年12月現在 年利12,4%。コロナ禍を乗り越え このご時世でありながら 5年で39万円殖えています。1年間に8万円ずつ増えています。老後の生活を考えると 確定拠出年金をしない手はありません。
私は 楽天証券 で確拠出年金に加入しています。加入年齢枠も2022年5月から延長されますので、着実に積み立てて老後の年金を増やします。