老後資金の貯め方 日々の節約なしで貯蓄を増やすには?

老後資金の貯め方、老後資金が貯まらない

老後資金が貯まらない。老後資金の備えがまだできていない。国の年金が期待できない時代になり、そんな心配や不安を誰もが持って居ると思います。そこで老後資金の貯め方についてまとめてみました。
 

Yahooの意識調査「老後資金準備してる?」では、およそ6割の方が、「準備しようと思ってはいるが、老後資金が貯まっていない」と答えています。
 

老後資金準備

計画を立て準備している 37481票
準備しようと思って居るが出来ていない 65407票
準備するつもりがない 6914票

合計109,802票

 

あなたの老後資金の貯蓄や準備はいかがですか。 
 



老後資金が貯まらない。老後資金の貯め方

老後資金を貯める為には、下記が大切です。
 

1.目標額を設定する。
2.住宅ローンの返済について検討する
3.無駄な保険を排除すべく保険の見直しをする。(※このページ)
4.年金を増やすために確定拠出年金に加入する。
5.働けるのなら働いて貯金や年金受取額を増やす。
  ・パートの場合
  ・自営の場合
6.老後に備えたお金の使い方を覚え、習慣化する。

 

このページでは一番大きなポイントとなる可能性のある3番目の「無駄な保険を排除すべく保険の見直しをする」をまとめています。特に「更新型」の保険については、確実に老後資金と直結します。
 

日本人は保険商品に弱いです。なので内容が良く分からないまま、保険やさんに勧められるがまま 保険に加入している事が良くあります。しかし保険会社主体の保険の加入状況に関して金融庁も警鐘を鳴らして居ます。貴方の大事な資産が奪われていないでしょうか。気を付けていきましょう。(NHKクローズアップ現代でも放送されました)
 

関連記事 生命保険 悪質な勧誘手口【金融庁も警告】押し売りの口コミ
 

また、今現在加入している保険が適正だと自信があっても、年々新たな好条件の保険が販売されています。もっとお得な条件の保険が、次から次へと新発売されていきます。気付けば加入中の保険が、すっかり時代遅れになって居ることもあります。その時代に合わせて 見直していく事が必要です。
 

更新型の保険はこんなに高額に!保険料の総額

毎月、何年もの間 支払い続ける保険料は、実はもの凄く高い買い物です。
 

例えば保険やさんがよく勧めてくる更新型の保険に入っていると、保険料は更新ごとにどんどんとUPしていくことにお気付きでしょうか。
 

例えば旦那様が20000円弱、奥さまが8000円を30代の頃から毎月支払い10年更新型だとしたら。最初の頃は月1万円台だったとしても、60歳を過ぎてくると月5万円を超え、下記の支払いになります。
 

30~40歳 16000円 ×12か月×10年=192万円
40~50歳 21000円 ×12か月×10年=252万円
50~60歳 34000円 ×12か月×10年=408万円
60~65歳 50000円 ×12か月× 5年=300万円
 

30歳ころから65歳まで保険をかけ続けると「総額1200万円弱」
 

(参考:保険のマンモス 得する家計&保険 はじめてガイドより)
 

それが旦那様の分ですから、奥さまの分も足すと 二人で2000万円程の支払い総額 となってしまいます。
 

(ぞれで良いでしょうか..? 国民健康保険が手厚い日本においては、人の一生で2000万円も医療費がかかることは そうそうありません。血液透析を始め 高額な医療費は国が助けてくれるのが日本の健康保険です。)一例として、我が家の場合も、保険の見直しをせず そのまま加入し続けたら、老後の支払いは 毎月7万円台になる所でした。
 

気付いた時には目が飛び出ました。老後の年金生活で月7万円なんて払える筈ありません。けれど加入するときは、その時の月額保険料しか説明されていないんですよね。
 

何より怖いのは、いざ保険金支払いが必要な老後、月々の7万円の支払いができないからと解約したら。当然のことながら、それまで支払ってきた保険料の大半が、泡となって消える訳です。老後に何の為に、何十年も保険料を支払ってきたのか・・。そうなっては辛すぎますし、遅すぎます。
 

私の父母も、これと同様の経験しています。娘の私が十分に気を付けていたにも関わらず、それでも保険の落とし穴に気付かず同じ間違いを犯すところでした。
 

関連記事 保険見直し どこで相談すべき?【大損の失敗談~】保険ショップ選び方とおすすめ保険相談窓口 
 



老後資金が貯まらない時 固定費:保険のチェック事項

保険の見直しは、老後のお金を守り、貯めていく為にとても有効です。今も未来も辛い想いをしない為に ぜひしておきたい事ですので 下記に見直しのチェック事項をまとめました。無理な節約なしに、貯蓄を増やして未来のお金を作りましょう。
 

1.各種保障額が高額になっていませんか?

死亡保障を初めとした保障は、子供さんの成長や独立を初めとした家庭環境や自分自身の変化等により年々、必要額は減ってくる筈です。
 

ということは、年を追うごとに保険料は下げるのが普通です。
 

なのに何故か更新と共に保険料が上がる保険に加入していたり、もしくは見直さずに、ずっと同じ保険に加入し続けていると、「保障が高額に設定されたまま」という事が良くあります。
 



2.保険の重複はありませんか?

不要な保険に入って居ませんか?保険の重複していませんか? 下記保険の重複と不要な保障を挙げています。
 

個人賠償責任保険の重複

自転車で他人にケガをさせたり、買い物中に誤って商品を壊したなど、日常生活で起こりうる偶然な事故により他人に損害を与え、損害賠償責任を負った場合に補償される保険です。

その他にも

・飼い犬が他人を噛んでケガをさせた
・マンションの自宅の風呂場からの水漏れで、階下の部屋に損害を与えた
・ベランダの鉢植えが落下し歩行者に怪我を負わせた。など

どこの会社の保険も補償の範囲が幅広いのが特徴です。

また、契約者本人以外にも、

・本人の配偶者
・本人または配偶者の同居の親族
・本人または配偶者の別居の未婚の子

 

が対象となっていることが一般的です。

この個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険などに付いている可能性がありますし、子供さんの保険に入っていたら、その保険についている可能性もあります。

重複している可能性があります。
 

住宅ローン購入時の保険の重複

住宅を購入しローンを組む際には、団体生命信用保険に加入します。団体生命信用保険とは、住宅ローンを借りている人が返済中に死亡や高度障害状態などの場合に、保険金でローン残高が相殺され完済するしくみになっています。
 

追記:平成28年9月5日 読売新聞 くらしの欄にてこの団信に、がんなどを患った際にも保険金が支払われる「疾病保障」の付いたタイプがここ数年増え、取り扱う銀行が増えている、との記事がありました。

 

住宅ローンを購入する前には、家賃の支払いなども含め、万が一の際の保障を考えて民間の保険料を決めたと思います。
 

なので、団体生命信用保険に加入後も、住宅費用に関する保障を考えて民間保険に加入していると、これも大きな重複になります。

当サイト内の 生命保険料・保障額を下げるには? 2つの補償の重複を確認!より
 

3.その保険は公的保険で足りませんか?

国の公的年金との兼ね合いはチェックしてありますか?公的保険で保障されるものにも大きな保障を付けていると、この先払い続ける保険料は、大きな損失になってしまいます。
 

保険会社は、公的保険で補える分を差し引いて「民間の保険について提案」は通常してくれません。保険商品の販売がお仕事なので、自社の保険が必要ないとは言いません。
 

私たちは、保険会社の担当者さんから保険に加入している事が多いので、結果として、保険の重複だけでなく、公的保険でカバーできる部分に関しても民間保険に加入していることが多くあります。下記の公的保障と加入中の民間保険との兼ね合いを確認してみてください。
 

1.高額療養費制度

国の保険制度があります。高額療養費制度でもお金が出るので、民間の医療保険料の保障額を決めるときに、そんなに高額に設定する必要がない事があります。
 

実際の支払い額は所得や年齢によって異なりますが、一般的には、同月内に医療費が100万円かかった場合=窓口負担分が30万円の場合、医療費の自己負担限度額は9万円程となります。 ほか

当サイト内 高額療養費制度 のページより引用
 

2.休業時の収入保障

収入保障に関する厚生年金での制度や、別途加入中の保険があるのならば、医療保険料の保障額を下げることができます。
 

・傷病手当金
・所得補償保険
・収入保障保険
 

当サイト内 休業時の収入保障 に詳細あります。
 

3.伴侶の死亡保障

各種年金制度で貰えるお金もあります。生命保険料などの保障額を決める際に、ついつい高額保障を付ければ安心と思いがちですが、必要以上の保障額を付けてしまって居る事があります。
 

遺族年金はいくら貰えるの?
遺族厚生年金
中高齢の加算 など
 

当サイト内 遺族年金のまとめ に詳細あります。
 

そこは本来、大きく節約できる支出です。
 

老後資金を貯めるために保険を見直す

「保険に弱い」日本人は、充分な国民健康保険の手当があるのに、保険に入り過ぎと言われています。老後費用捻出のためには、今のうちに保険を見直すことが重要です。定期的な出費である保険料は、見直さないと、毎月万単位でお金が消えていきます。要らない保険料は、老後資金に回せる部分です。ここを見直せば大きく貯蓄額を増やせるお金が貯まるチャンスです。
 

なんとなく不安だから。なんとなく保険に入っている方が安心だから。そんな気持ちでの保険加入は、保険やさんへの貢ぎ物です。
(↑以前の我が家です・・)
 

老後の保険見直し
 

保険の見直しをする際の注意点

今加入中の保険会社に相談するのは避けたいです。民間保険では「転換」というものを勧められ、今まで支払った保険料が下取りされた上で、新たな保険の加入を提案されてしまうことがあります。
 

言い換えると、支払い済みの保険料を下取りされた場合、月の支払い保険料が安くなったように見えます。しかしそれは下取り額が、今後の支払い保険料の補填をするだけ。ですので、私たちが実際に支払う保険料は変わらないという保険のからくりです。
 

けれどそれを説明されずに、まるで保険料が安くなったように説明されてしまいます。私たち消費者は 結果として、保険料が安くなっていないことに気が付きません。再び保険の罠にはまってしまいます。私が家は、これにより、保険料が安くなるどころか、より高額な保険に加入させられ、心底悔しい思いをしました。このブログを作るきっかけとなった出来事です。
 

余談ですが、我が家の「保険の転換」は、本当に酷いものでした。当時の保険の担当者は、「見直した方がいいからハンコ持ってきて!」「月末までだから早く早く!」と やんややんやとまくしたて 気が付けば説明もなく、2~3日で保険の転換させられました。
 

ひっかかった我が家もバカですが、悪質な保険やさんです。私も下記でも書いていますが、ネットで「保険の罠」と調べると、結構「転換」について出てきますよ。
 

関連記事 保険相談窓口比較【おすすめ どこがいい?ランキング】見直し失敗口コミも
 

保険の見直し相談窓口いろいろ

保険の見直しは、何も今加入中の保険会社に相談しなくても出来ます。巷で見かける保険相談窓口の中には、ファイナンシャルプランナーと相談できる窓口もあります。ファイナンシャルプランナーとの相談では、その家ごとの老後資金の必要額の算出方法等も教えて貰えます。
 

例えば、我が家の相談では下記のようなお話を聞けました。
 

1.我が家の場合のおおまかな「老後資金の準備の必要額」
2.我が家の老後生活の希望から算出するおおよその月額生活費
3.その希望の老後生活の為に必要な総額と現状との差額。
4.現状との差額を埋める為の案

 

結果、私が家の場合は、新規では保険に加入せず、現状維持で、老後資金の準備をすることに決定。それまで抱えていた老後の不安を取り除くことが出来ました。
 

保険の相談は、保険に必ずしも加入しなければならないシステムではありませんので、まずは近所の保険相談窓口で、現在の保障を見てもらうのも大切なことだと思います。
 

1. 近所で気軽に保険相談したい

ファイナンシャルプランナーにまで相談する気持ちも無いわ‥という時には、近所で気軽に保険相談窓口で気軽に相談できる保険ショップ検索サービスの「ニアエル保険ショップ おまかせ予約」が使えます。相談希望エリアと相談希望日時・相談内容をHPに入力するだけで、希望に添った相談窓口を選んでもらえます。スーパー等の店内や駅前など、出かけやすい所に店舗を構えている事が多い保険相談窓口ばかりなので、仕事帰りや買い物ついでに相談をしたい時にもぴったりです。
 

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2. ファイナンシャルプランナーに相談したい

やはりお金の専門家であるファイナンシャルプランナーと相談したい。そんな時に人気の窓口は、TVCMでもお馴染みの「保険見直し本舗」です。
 

「保険見直し本舗」相談窓口は、全国300ヵ所以上あります。生命保険に関する疑問や悩みをファイナンシャルプランナーに【無料】で相談できます。そして希望がある場合には、約40社の取扱保険会社の中から最適な保険プランを提案して貰えますので、おすすめです。下記よりオンライン相談ができますよ。(※電話では行き違いがあると困るので、相談はパソコンの予約フォームからがおすすめです)
 

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私も最初は、保険の見直しに関しては、なかなか一歩が踏み出せませんでした。でも一度申し込みをしてからは、まるで趣味の様に、保険相談窓口をいくつも歩きまわっています。お蔭で保険の知識も増えました。見直しの提案は担当者に寄り異なるのも勉強になりますし、保険に強くなりました。もう保険には、だまされません♪
 

保険の切り替えなどは、来月からすぐに変更という訳にはいかなくて、少なくとも2カ月はかかってしまいます。なので、無駄な出費がずるずると続くのを避けるためにも、思い立った時に申し込みをして、相談だけでもしておくと安心ですよ。
 

保険相談は、私達の老後資金を守るため、貯める為に、一番大切な事なのです。