最近、煽ったYouTubeの投稿が多いので、注意喚起として下記記事にしています。ネット情報に騙されず上手に利用して、最終的に自分自身の年金受給額を多く貰うまでにはどこでどう確認するか?老後のお金を守るために、情報に飲み込まれない方法です。
YouTubeのサムネに最近多くみられる「役所は絶対教えない!」という言葉。この言葉はよく使われていますが、一言でいえば そんなことはありません。では何故 私たちが年金制度などが理解できないのか?その理由は、単純に「制度が ややこしい」からです。法律改正も度々行われます。そのため年金の支払い状況や貰い方、その人それぞれ最適解が異なることもあります。
また申請すれば貰えるお金などの時にも、きちんと書類は届いていたりします。では何故 私たちは申請できないのか?その理由は、単純にその書類の「その書類の意味が分からないから」です。なので何か意味不明な書類が届いたら、そこには大事な気づかない何かがあるかもしれませんので、分からなければ 念のため役所に聞いた方が良いかと思います。そうするうちに年金制度についても詳しくなっていきます。
そして年金に関しての回答は「その時々、人それぞれ」です。たとえ厚生労働省のHPで法律改正の記事を読んだところで元々の知識が少ない私たちにとっては、ちんぷんかんぷんになる事は止むをえません。だからといってそれと「役所がわざと教えない」と表現するのとは全く意味が違います。
この「役所はわざと教えない」という言葉を信じてしまうと、大切な情報が入ってくるのを堰き止めてしまいます。YouTuberの動画を信じてしまい、国に不信感を持ってしまっては本末転倒、もったいないです。
YouTuberの動画に最近よく見かけられるものの一つに「法律改正が決まっていないのに、まるで法改正がなされることが絶対のような表現」もあります。煽ったり、悪質なものも多々あります。なぜそういう言葉がYouTUBEで横行しているのか?それは殆どの方がお気づきのとおり「単に再生数稼ぎ」です。
では、どうすればいいのか?私たちが年金の知識を得て、損しないために何をすればよいのか?それはただ一つです。
年金制度を理解するためにすること
年金事務所に行きましょう。ご自身の年金手帳を持っていけば(基礎年金番号があれば)どうすれば一番良い貰い方(多く貰えるか?貰いそびれを起こさないか?)になるかを教えてもらえます。年金事務所は予約が出来るところが多くあります。予約時間に行けば待つことなく丁寧に教えてもらえます。
ねんきんダイヤルにて質問することも出来ますが、年金についてあまりよく分かっていない私たちが、電話で端的に質問をし、担当者の言うことを理解するのは、かなり難しいことでもあります。また、電話オペレーターはどんなサポートセンターでもそうですが、必ず優しい対応をしてくれるわけではありません。質問者が訳の分からない説明をしてくるとやはり嫌がります。もともとの知識がある人と、全く知識のない私たちが「電話」という手段を通して会話をするのは高等技術になります。
電話の場合は、上手に会話を進めないと(質問者が要領を得ていないと)結局質問の答えが得られない可能性もあります。端的に一つ二つの質問の場合は良いですが、「分からないことがある場合」などは、ねんきんダイヤルではなく、先の年金事務所に足を運び、窓口の担当者の方に教えてもらった方が吉です。
年金相談先→ 日本年金機構 年金についての相談先
また年金事務所は、何も分からない人を相手に「何が一番良いか?」を説明するのが得意です。時間をかけて説明することにも慣れています。年金基礎番号を言うと、全てのデータを手元に持ってきてくれた上で、その人の状況を説明し、必要なことを教えてくれます。支払い漏れなどがあればそれも分かります。ご家族の方との兼ね合いなどによる年金を多く貰う方法なども教えてもらえます。もしも年金事務所の担当の方が上手に説明できない(若しくは自分がその説明を理解できない場合)は、また他の日に予約を取って出直せば良いと思います。担当者は違う方が出てくることが多々あると思いますし、もしも同じ人が出てきたとしても自分も少し知識を得たうえでの質問は、より理解できる方向へ話が進むでしょうし、分かるところが増えてくるはずです。
年金に関する動画を上げるYouTuberがここ数年一気に増えてきましたが、まだ決まってもいない法律に触れ、不安を煽り、国を批判する動画よりも、自分の年金手帳を持って年金事務所に行き、自分にとっての年金のお得な貰い方、自分の状況で気を付ける点などを教えてもらいます。必要な提出書類が出てくることもあります。そういう点を確認することは一番大切なことだと思います。
年金について情報弱者であることは恥ずかしくありません。特に制度改正は分かりづらく、その後に気づきづらい問題点が発生していることは誰でも多々あります。だからこそ大事なことは、誰に相談するか?誰の意見を信じるか?です。ネット上で不必要に不安を煽る人は、あなたの年金の情報など持っていません。動画の再生数稼ぎに他なりません。自分の老後の大切な年金を守るために、年金事務所に行きましょう。
対象者限定の給付金情報などについて
先に書きましたが、これもYouTubeで「国は教えてくれない」という表現が良く聞かれますが、実は「教えてくれない」のではなくて、「教えてもらっても、書類が届いても、私たちは気づかないことがある」という状況です。そういう点において、YouTubeをはじめ 各種SNSの情報を使っていくのが良いと思います。こんな制度がある!と知っていることで「関連書類が届いたときに気が付くから」です。
煽ったタイトルに慌てふためかず、役所は疑わず、上手に利用していくことが必要かもしれませんね。