老後資金を貯めようと思っても人生には様々な予想外のことが起こり、順調な事ばかりではないと思います。そうは言っても、どんな状況に陥っても自分の目指す理想の老後を送る努力を欠くことは出来ません。そこで40代50代60代、年代別の老後資金対策をまとめました。
40代の老後資金対策
まだ定年退職まで25年あります。とはいえその25年の間に、どんな事が起きるか分かりませんので、手を抜かずに着実に老後資金の準備を進めていきます。
1.収入を増やす:
スキルアップや転職などによりキャリアを向上させ、収入を増やす。副業や投資を始める事もおすすめです。
2.支出を見直す:
家計を見直し不要な支出を減らします。例えば家計簿アプリを活用すると管理がしやすくなります。また貯蓄アプリなどを利用して、自然とお金が貯まるようにしていくのも一案です。
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3.老後資金の計画を立てる:
老後に必要な金額を試算し、目標に向けて計画的に貯蓄を始める。
4.投資を始める:
長期的な資産運用を視野に入れ、積立型の投資信託や株式投資などを検討してみる。
50代の老後資金対策
1.収入源を増やす:
現在の主たる収入に加え、リモート副業や不動産運用など新たな収入源の確保が出来ないか検討してみる。
2.リタイアメントプランの明確化する:
具体的な老後生活をイメージし、必要な資金を詳細に計算する。足りない部分を補うために計画を修正する。
3.資産運用の見直しをする:
安全性を重視しつつ、債券や安定株へのシフトなどリスクを適度に抑えた運用に切り替える。
4.支出削減:
教育費や住宅ローンの見直しを行い、固定費を削減する。
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60代の対策
1.自分に合った仕事を続ける:
完全な退職ではなく、パートタイム収入を得るなど軽い仕事を続けることを検討する。
2.公的年金の総受給額を増やす:
年金事務所に相談に行き、自分の体調(病歴など)に応じた年金開始年齢を設定=総受給額を増えるように検討する。
※ネット上では「年金事務所は教えてくれない」「年金事務所は隠す」というような文言が踊っていますが、そんなことはありません。情報を取りに行くためにも、そして自分で判断するためにも、一度相談に行かれる事が大切です。
3.生活費を最適化する:
シンプルで質素な生活を心がけ、支出を抑える方法を探す。
4.資産の取り崩しについて検討する:
貯蓄や投資をどのようなペースで取り崩していくかの計画を立て、持続可能な老後生活を目指す。
まとめ
年代ごとに対策は異なってきます。また人生における状況の変化に対応しながら計画を調整していくことが必要です。それでもなかなか分かりづらい、不安がある時には社会保険労務士やファイナンシャルプランナーに相談することを検討してみても良いかもしれません。今はネットですぐに先生を探せる時代です。また遠くに住んでいる先生であってもオンラインで相談できる時代です。お抱えの先生を見つけておくのも良いかもしれません。