老後の医療保険の必要論
このページは、がん保険は必要?老後の準備保険の見直し
それに続く ガン保険不要論 からの続きです。

ここまで保険の不要論をまとめてきましたが、保険は必要!という意見ももちろん多くあります。必要論をまとめながら、出来る対策を一緒にまとめています。
入院すれば大きなお金がかかることが心配
入院すれば、確かに大きなお金がかかります。入院代、食事代、差額ベッド代、手術代などなど。一か月分のお給料が一度に消えることもあります。
対応策としては、今差し迫っている現在のご家庭の資産や状況によって選択が変わってきます。いざ家族の誰かが入院!となっても、それに対応出来る貯蓄があれば、保険は国民健康保険でかなりカバーされる分で足りるかもしれません。また一度 支払いをしても高額医療費の制度でお金が戻ってもきます。
ですが、健康状態を考え、入院すると長期に亘ったり、高額になる事が予想できるとき。また明日入院したら、困るような貯蓄状況であったときなど、状況に寄りもちろん医療保険が必要となる場合もあります。
入院患者以外にかかる経費が心配
病気になった時に必要なのは治療費だけではありません。旦那さんが病気になれば収入が途絶えます。奥さんが入院すれば、食事も外食が続いたりします。そんなお金がかかるのが心配という考えもあります。
貯蓄が充分にあるならば、その貯蓄で対応できるかもしれません。しかし貯蓄に不安がある場合には、所得保障保険・収入保障保険(下記記事)の加入を検討します。いざと言うときに、お給料の様に毎月保険金が支払われたりと、生活の助けとなる保険です。
病気に関わるその他の費用が心配
今は入院はそんなに長くさせて貰えません。例えば、わたしの母が心臓の手術をした20年近く前には、3カ月入院していましたが、今、同じ病気で手術をされる方は、1か月で退院です。2024年にペースメーカー留置をした母は入院1泊2日でした。
結果としてその後、在宅で医療行為をする事も増えてきています。その場合、具合が悪い日々が続いても、入院に関する保険金は出なくなります。これに関して今は、在宅医療に関しての保険(下記記事)が出ています。昔だったら考えられなかった在宅医療の為の保険、そういうものも現代では保険商品として出てきています。
保険は、年々進化しています。なので時々保険相談などを受け、情報を収集しながら検討していきたいですね。
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