老後はこんなにお金が足りない!老後資金 必要額の目安と資金作りのカギ

老後のゆとり老後資金 必要額
 

老後資金・生活資金は 2000万~3000万 必要と言われています。年金制度崩壊と言われる現代、実際の老後の年金暮らしに、漠然とした不安を抱えている人が多いのではないでしょうか。
 

生活費は足りるのか?どの位 貯める事が必要なのか?年金はどの位貰えるのだろう?まずは不安を解消するべく、豊かな老後のため、ゆとりある夫婦の老後資金必要額を計算してみると。



老後の年金生活 月々生活費 必要額の実態は?

平成25年の「金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査2013」では「二人以上世帯・主に家計を支えている人が60 歳未満の家庭」の生活費、毎月最低額は、26万円 となっています。
 

ただ、インフレ目標が現在2%と言われているので、例えば、今が25万円と計算したとしても30年後には45万円 かかってしまいます。
 

それと同時に、年金も上昇していけばいいのですが、2004年、導入された「マクロ経済スライド」は、物価の上昇率に対して0.9%差し引いた分しか上がらない。となると仮に、物価が2%ずつ上昇したとしても、年金はそ0.9%差し引いた1.1%しか上がりません。
 

その辺は、上乗せして考えなければなりませんが、まずは老後に貰える年金などを差し引き、年金で足りない老後資金としての「貯蓄必要額」を計算してみます。
 

老齢基礎年金と老齢厚生年金は いくら?

公的年金は、旦那様が会社員だった場合、ともに夫婦で受給して平均20万円程度と言われています。個人個人の実際の年金額は、毎年誕生日に贈られてくる「ねんきん定期便」に、これまでの加入実績に応じた年金額が表示されています。それを基に計算する事が出来ます。
 



老後生活費の必要額の目安は?

先の夫婦二人の標準(必要)生活費の最低額である、「毎月の生活費25万」から「マイナス公的年金20万」で「毎月の不足分は 5万円」になります。
 

平均寿命が男性80歳 女性86歳の時代ですので、仕事を辞めた65歳から20年間と計算すると、5万円×12か月×20年間で1200万円
 

これが年金では補えない分=老後資金として蓄える必要のある額となります。ただ物価の上昇と同じだけ 年金は上昇していきませんし、人生何が起こるか分かりません。
 

例えば、毎月5万円でなく7万円が不足するという計算をすると、約1700万円が不足するということになり、毎月2万円の差が20年間では500万の差を生みます。
 

なので、ざっくり2000万位用意すれば、ギリギリ生活できるレベル と言われています。金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査2013」でも、年金支給時までに準備しておきたい金額は、2,066万円となっています。
 

豊かな ゆとりある老後資金の必要額は?

今度は、ゆとりある老後生活を送る為に必要な老後資金・貯蓄額を計算してみます。
 

趣味などを楽しみながらお金にゆとりのある老後を送る為には、先ほどの 月額25万円より少し多い35万円と言われています。年金が20万円ですから月額足りないのは15万円。それに12か月をかけ 20年掛けると、ゆとりのある老後を送るためには、合計3600万円 が必要となります。
 



ゆとりある夫婦の老後資金 必要額まとめ

巷では 老後は夫婦で3000万円程度必要と言われていますが、老後の必要額は、それまでの個々の生活レベルにも左右されますし、これは人によって本当にまちまち。用意しなければならない額も、今現在の貯蓄額や退職金などにより、全く異なってきます。
 

また住居に関しての考えも、大きく異なります。持ち家一戸建ての人は住居が壊れれば、リフォーム費用がかかります。持ち家マンションの人は管理費もありますし、大規模修繕や建て替えで費用徴収される可能性もあります。賃貸の人は、毎月インフレに応じた家賃の値上がりが予想されます。それもまた大きな出費ですので、老後の生活資金に必要な額として計算に入れておく必要もあると思います。
 

また、病気になる可能性もありますし、年金が満額貰えない場合もあるでしょう。予想以上に長生きする可能性だってあります。老後資金としてギリギリラインでいる訳にはいきません。また、子供が孫を連れて来れば、お小遣いだってあげたいですし、教育資金なども援助してあげたい。そんな事を考えだすと、きりがありませんが。
 

ゆとりある老後のための貯蓄額は、どんなに少なくとも1500万位は貯めて、それ以上3000万円を目指すようにするべきのようです。
 

ゆとりある老後資金作りで すべきこと 

十分な老後資金を貯めるためには、何歳からでも遅いということはありません。もちろん、早いということもありません。2017年からは、
 
 
・総報酬割の導入で、大企業に勤める会社員の介護保険料アップ
・75歳以上の後期高齢者医療保険の保険料アップ
・70歳以上の高額療養費制度の負担上限の引き上げ
・高額介護サービス費の負担上限の引き上げ
 

と、高齢者&専業主婦を新たな負担が襲っています。まずはいくら貯蓄しなければならないのか?そこの部分の現状を把握することが第一歩。世の中では、いろいろな意見がありますが、実際のところ貯蓄が必要な額は、人それぞれ状況によって異なります。
 

資金作りの鍵 その1 保険の見直し

ゆとりある老後を送るために、不要な出費は減らし貯蓄額を増やします。そのための固定費の節約として、第一に「保険の見直し」があげられます。
 

実は、住宅の次に高い買い物と言われている民間保険。これを必要以上にかけすぎていませんか? 確かに医療費のかかる老後に保障不足で医療費破産しては、お金に困窮するだけでなく体も十分な医療が受けられず 命に関わります。しかし ただ不安から保険に加入するのではなく、見極めることが大切です。必要以上に保障をつけている部分としては、一つ目として 公的保険との重複があります。

関連記事→ 【あなたの保険にも重複が】保障内容は変えず保険料は節約できる
 

また子供さんが大きくなるにつれて、旦那さんに高額な死亡保障は必要がなくなります。そういう保障も不要になってきます。保険はライフステージの変化に応じて必要な保障が変わります。必要な保障ができたり、解約すべき保障が出てきます。
 

関連記事→ 保険を見直す人生の15のタイミング
 

この時期に 保険の見直しをしていない時には、損していたり、保障不足になっている事も多々あります。安心老後を迎えるために 保険の見直しは必ず そして早めにしておくべきです。
 

保険の見直しは 誰に相談すればよい?

ただ、保険見直し相談をするときには、誠実で、頼れる担当者に相談したいもの。保険の見直しや、新規加入は、担当者選びが大きな比重を絞めますので、やはり「仕事のできる」「正しい判断をしてくれる」担当者に出会いたいものです。
 

私も無駄な保険料を払い続けた経験から、何度も保険相談を受けています。その経験から、どこの窓口を選ぶと良いか?どんな人に相談すればよいか?上手に見直しをするには?という内容について、消費者目線で下記にまとめています。私の体験談や巷の口コミ、上手な保険相談窓口の選び方です。よろしかったら下記どうぞ。
 

関連記事 保険相談おすすめ どこがいい?見直し窓口比較 口コミ比較ランキング
 

資金作りの鍵 その2 老後のお金についてのマネーセミナー

ゆとりある老後の生活のために、そして老後のお金の不安を解消するために、下記のようなセミナーもあります。私ももちろん受講しています。
 

関連サイト→ 定年後設計スクール 無料体験会
 

このスクールのセミナーは、私は かなりの数を受講しています。「定年後設計スクール」の他、「お金の教養セミナー」「投資信託のセミナー」「日本経済新聞の読み方講座」「ETF丸わかりセミナー」「四季報の読み方講座」などなどを受講しています。
 

定年後設計スクール体験版の感想は、下記でまとめていますので、こちらも宜しかったらどうぞ。
 

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老後のインフレに負けない資金作りを 出来ることから進めていきましょう。