老後の家計 生活費の赤字削減!資金を2割増やすには?   

老後の生活費内訳

平成25年の国民生活基礎調査によると、世帯主が50歳代の世帯の平均所得金額が最も高く720万4千円となって居ます。
 

子供たちも大きく育ち、教育費もかからなくなってきた頃、一番豊かな生活になってきますが・・。豊かな日々を過ごした後にやってくるのが年金生活。一気に収入が減っていく中、私たちの老後生活の収支はどうなるのでしょうか?
 

国民生活基礎調査 の内容から見てみました。
 



50代からの年間収入の平均は?

1世帯当たりの年間収入は、先の国民生活基礎調査を見てみると(※全ての数値は小数点以下も含めて計算した後の、おおよその額になって居ます。)

高齢者世帯別年収

50代 720万円
60代 526万円
70代 417万円
80歳以上 385万円
 

上記は収入ですので、実際の「平均可処分所得金額」=実収入となるとオレンジ色の棒線グラフの数字↓
 

50代 545万円
60代 414万円
70代 338万円
80歳以上 316万円 になり、
 

月当りで計算すると
 

50代 45万円
60代 34万円
70代 28万円
80歳以上 26万円 
 

となります。ただこれは平均ですので、年金収入だけの世帯は、普通もっともっと少ない筈と思います。
 

夫婦の老後資金 必要額の目安はいくら?年金暮らし 生活費の平均と現実。
余裕ある老後と普通の老後

 

老後の毎月の支出平均額は?

そこで今度は、支出を見てみるとします。2016年の 統計局家計調査 によると世帯属性別の家計支出平均(二人以上の世帯)では、
 

50代 34万2952円
60代 27万7283円
70代以上 23万8650円 
 

こちらも平均ですので、高額な世帯から低額で抑えている世帯もあると思います。
 

あなたの老後資金、大丈夫? 定年に備えるお金の教科書 では、フィデリティ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史さんが、単純に平均額の差し引きで収支を計算するのではなく、それぞれの額の下がり具合で収支の関係を見ていました。そこで私も計算してみると・・
 

収入と消費支出の関係は?

50代から、60代に向けて支出は、月に7万 下がっていますが、収入は、11万も下がって居ます。

70代に向けて、支出は、月に4万 下がっていますが、収入は6万も下がっています。

 

結局、年々頑張って支出を抑えていったとしても、収入の下がり具合の方が大きい現実。毎月数万円ずつ赤字になっていくという現状は強く肝に銘じておかなければなりません。
 

たかだか ひと月に4万円ずつの赤字だと思っても 年に50万。4年で200万 10年で500万の赤字です。
 

500万持っていても10年しか生活できません。
 

老後はインフレに備えた対策を

老後は、物価上昇に寄って生活費の負担が増すインフレリスクがあります。支出を抑えようと思ったとしても、インフレに寄り厳しい状況が待っています。
 

収入が入るのならば、インフレに対応した賃金を得られるでしょうが、貯蓄の場合はその価値が下がるばかり。インフレの恩恵を受けられずに、リスクばかりが襲い掛かるのが老後です。
 

その上、医療費や介護費がかさむ可能性を思うと、インフレに対応出来ない貯蓄のみに頼るのは危険です。
 

先の あなたの老後資金、大丈夫? 定年に備えるお金の教科書 フィデリティ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史さんは、私たちは、取り崩して無くなってしまう預貯金に頼らず、取り崩しながらも、インフレ率を上回る投資が必要だと言います。
 

老後生活費の赤字を救う対策

なかなか個人で投資を考えるのは二の足を踏んでしまうかもしれません。しかし2017年から年金自助努力の「確定拠出年金」では、加入対象者の枠が広がりました。もう投資は避けて通れない時代がやってきています。
 

ただ投資にはリスクが付き物。老後を前にして私たちの資金が目減りすることは許されません。だからこそ初めての投資は、やはりこの「確定拠出年金」が安全策です。企業の退職金制度として取り入れられている所も多くあります。制度改正にて主婦も加入対象になりました。個人型確定拠出年金は、今は 加入していて当然の年金制度の一つとなっています。
 

心配になった私も加入し、毎月23000円ずつ、ぽちぽち積み立てていますが、確定拠出年金を始めて7か月。利回り20%を超えています。(もちろん利回りは上がり下がりしますので、執筆時点での話です)
 

確定拠出年金 資産推移
 

黒い線が積み立てた金額までの線。そこから飛び出た棒グラフが利益となっている分です。
 

確定拠出年金
 

まずは確定拠出年金に口座を開設しておいて良かったと感じていますので、確定拠出年金については、このサイト内でも何度かまとめています。ご興味ありましたらどうぞ。この制度も利用しながら、老後資金は自助努力でも増やし、豊かな老後を作っていきましょう。

老後の年金不足対策!節税効果有。国が推す最強年金を利用しよう。
 

※「定年後の保険はどうする?」についても下記でまとめています。

老後 定年退職後 60歳からの保険見直し 総まとめ。がん保険など選び方6点